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ニョメン・オーガナイジング⑦ご近所からの社会運動/文・イラスト=張歩里

あいさつ程度の付き合い 私はつい最近まで、近所に住む日本人と話すことに「ためらい」があった。 幼少期から朝鮮学校に通い、思春期を迎えるころには朝鮮人に対する物理的暴力や威嚇が吹き荒れていたし、明らかに…

ニョメン・オーガナイジング⑥「プネ」に乗る/文・イラスト=張歩里

「楽しさ」を共有する ある日、3歳の娘の鼻歌に「小節(こぶし)」がついていた。「あるこうぉおぉ―、あるこうぉおぉ―」と。突然のことだったので思わず吹き出してしまった。どこでこんなテクニックを習ってきた…

ニョメン・オーガナイジング⑤災害と同胞コミュニティー/文・イラスト=張歩里

災害と女性 最近、自然災害における死者数は女性のほうが圧倒的に多いことを知った。気候変動によって40年前にくらべて世界はおよそ5倍も危険になっているそうだ(1970年代の自然災害は年間743件だったの…

ニョメン・オーガナイジング④「訪ねること」とは/文・イラスト=張歩里

分会訪問スケッチ 夏の強い日差しが照り付ける土曜のお昼、分会役員と共に同胞訪問に出かけた。2時間かけてニョメン分会同胞宅の半分ほどを回る予定。数十年の経験値を誇る「訪問の鬼」・ニョメンオルシンの軽自動…

ニョメン・オーガナイジング③「呼び方」で考える思考の転換点/ 文・イラスト 張歩里

オモニの名は? 数年前、子どもたちが保育園ごっこをしていた時のことだ。 「保育士役:〇〇ちゃん!」「園児役:はい!」という保育園生活の中で欠かせない点呼のあれである。 突然、保育士役をしていた長女が私…

ニョメン・オーガナイジング②ミクロとマクロが連動した学び/文・イラスト 張歩里

最前列で学ぶオルシン コロナが明けて久しぶりに開かれた「支部同胞新年の集い」に参加した時のことだ。そう、新年の集いとは、専門家を招き朝鮮半島と在日同胞を取り巻く情勢を聞くという、あれである。 支部や分…

ニョメン・オーガナイジング①共感で密に繋がる女性たち/ 文・イラスト 張歩里

「ニョメン」デビュー 「私ってニョメン(女性同盟)なの?」「いやいやニョメンはちょっと…」という30代の同世代女性の言葉をよく聞く。 私もつい最近まで本職以外のことはなるべく避けようとしてきたし、予定…