公式アカウント

短編小説「通信兵」 11/朴雄傑

「それで、状況はどうなんだ?もちこたえられそうかね?」 もう明らかに通じるのである。南吉はうれしかった。腹の底からこみあげてくるうれしさで胸がつまりそうであった。熱いものがしきりに頬をぬらした。

改正入管難民法が成立

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。 改正入管難民法が成立 出入国監理及び難民認定法(入管難民法)改正案が9日、参議院本会議で可決、成立した。 改正入管難民法は、以前から…

短編小説「通信兵」 8/朴雄傑

2、3回つよくゆすぶったが、新入兵はぐったりとなったまま眼をあけようともしなかった。南吉はしだいに重くなっていく新入兵の体を土の上に静かに横たえた。そして、その手にぐるぐる巻かれた電線を注意深くはずし…

米日南協力強化を鮮明化/尹政権、「国家安保戦略」公表

全国で田植えが最適期に完了/トウモロコシ畑の除草も

高校ラグビーで快挙/東京中高、大阪中高ラグビー部

サッカー Jリーグ J2・第20節が10~11日に行われた。 梁勇基選手(MF)が所属するベガルタ仙台は、ジュビロ磐田に2-3で敗れた。梁選手は85分から途中出場した。 J3・第13節が10~11日に…

短編小説「通信兵」 7/朴雄傑

南吉は自分の成功を祈っているみんなの視線を背後に感じながら壕の外に出た。 初冬の冷たい風が枯葉と煙を巻き込みながら谷間から吹きあげてきた。彼は壕を出ると電線をたどりながらすすんでいった。と、いくらも進…

短編小説「通信兵」 6/朴雄傑

母と子は最後まであらゆる拷問に耐えぬいて一言もしゃべらず、とうとう放免された。しかし警察の監視は少しもゆるまなかった。警察とテロ団は彼の家に入りびたっていたし、南吉は一日おきに警察に呼びだされていった…

民団脅迫文判決「差別うかがわせる」

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。 民団脅迫文判決「差別うかがわせる」 民団の地方本部事務所に脅迫文を送ったとして脅迫罪に問われた徳島市在住の岩佐法晃被告(40)の判決…