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習字の「効果」

「習字」「効果」と検索すると、たくさんの「説」が出てくる。 集中力アップ、右脳の鍛え…はたまたセラピー効果もあるのだとか。 では、朝鮮学校の生徒たちにはどのような「効果」をもたらすのだろう。

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 36〉魯迅文学の真髄と可能性/魯迅②

  中野重治は、魯迅について書いた「ある側面」(1956)という文章で、「故郷」の末尾の「希望」「道」について、「明るい言葉として、前途に光明を認めて歩きだすものの合言葉として引用している」…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 35〉魯迅文学の読まれ方をめぐって/魯迅①

中国近代文学の古典として、日本で多数翻訳され、1950年代にはじまり70年代以降今日までほとんどの出版社で「国語」教科書に採録され続けてきたことで、「日本語文学」として異例といってよいほど読み継がれて…

〈ゆんすんの散歩道5〉ハンメの肖像

子どもの頃、夏休みはいつまでも続くものと思っていた。田舎のハンメの家で遊び、親戚の家を転々としても、夏休みは終わらなかった。 共働きの両親のもと、いわゆる保育園の待機児童だった私は、生後間もなく田舎の…

〈ゆんすんの散歩道4〉朝鮮戦争の記憶

7月は私の生まれ月だ。なんだかあっという間に半世紀に手が届く年になってしまった。 帝王切開で私を産んだオモニは、27日に手術をした。朝鮮の「戦勝記念日」である。

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 34〉略奪文化財の行方をめぐって/五木寛之

  つい先月の26日、元本紙記者で、植民地期に略奪された朝鮮文化財の調査と返還問題に生涯取り組み続けた、故南永昌氏の遺稿集「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」出版記念講演「今こそ問う朝鮮文化財…

〈ゆんすんの散歩道3〉アンニョンハッキョ

ダウン症の次男は、朝鮮学校のことを「アンニョンハッキョ」と呼んでいる。 彼にとって最も耳にすることが多く印象的なのが「アンニョン」という響きなのだろう。金曜日の昼下がり、彼が通う日本学校の近くで下校を…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 33〉「個人」が横取りする「身世打鈴」/古山高麗雄④

  古山高麗雄には「身世打鈴」のタイトルで、1970年代後半に何度か南朝鮮を訪れた紀行と、朝鮮や軍「慰安婦」についての考えを綴ったエッセイを織り交ぜた連載があり、80年に単行本化されている。…