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電車内の犯行と崩壊する社会

京王線の電車内で起きた乗客刺傷事件(10月31日)は社会に大きな波紋を広げた。走る電車内でのこのような事件はこれまで何度も起きている。8月6日に小田急線電車内で刺傷事件が、2018年6月に新幹線内で殺…

〈ゆんすんの散歩道8〉朝鮮の風習

ひさしぶりに次男がオネショをした。しかも、布団が重なり合った真ん中で。朝からシーツを3枚洗い、大量の洗濯物と布団を干した。 夕方、用事を済ませに実家に寄り、老いた両親にそのことを話すと、二人とも「昔は…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 38〉卞宰洙先生を偲ぶ

卞宰洙(ピョン・ジェス)先生が逝かれた。私にとっては、朝鮮大学校外国語学部で教わった恩師であり、日本文学研究と教育面でその後を受け継いでいる点では、直接の大先輩にあたる。まだ実感がわかない。不思議と卞…

〈時事エッセー・沈黙の声 17〉メディアが招いた自公圧勝/浅野健一

権力監視、報道の義務を放棄 私が選挙権を持ったのは1968年。故郷の香川県を離れて東京の大学にいた時と通信社の特派員としてインドネシアに滞在した3年半以外、国政・地方の全選挙で投票してきた。アジア太平…

〈それぞれの四季〉繋がる「式」/沈永俊

私は今年で25歳になった。世間では四半世紀生きたとも言う。何かと環境も変わり、大人としてたち振る舞わなければいけないことも多い。 そんな最近は、よく「式」の付くイベントに参加することが増えた。

朝高生の大学入試問題

毎日新聞が大学入試問題と関連し5日、「朝鮮学校生の資格審査見直しを」という記事を掲載した。朝鮮学校の生徒には出願前に個別の「入学資格審査」が課せられていること、一部の大学で推薦入試による朝鮮学校の生徒…

〈読書エッセー〉晴講雨読・金時権『ふたたび隊伍にて』とクォン・スンフィ女史/任正爀

詩はごく限られた字数で諸々のことを表現する。これに対して小説はできるだけ詳しく状況を説明し、登場人物の心情を描写する。ゆえに、詩の方が読み手の感受性がより試されるだろう。

【寄稿】“福岡初級の子どもたちにお芝居を届けたい”/深水登志子

「共感」を力に 10月20日、日本人の有志らが中心となり、劇団石(トル)による公演「カンアジトン(こいぬのうんち)」が、福岡初級の体育館で行われた。この企画は、公演に先立ち今年夏に展開されたクラウドフ…