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生き支度/尹美奈

人生100年時代の今「終活」が注目を浴びている。しかし「縁起が悪い」「まだ元気だから必要ない」という理由で否定的に捉えられることもしばしば。「終活」という言葉からネガティブな印象を受けるのも仕方のない…

主席と総書記の肖像画

朝鮮各地には金日成主席と金正日総書記の銅像とともに、公共機関をはじめ各所に肖像画が掲げられ、各家庭でも掲げている。在日同胞も自国の指導者を敬う気持ちから、総聯本部・支部をはじめ各機関や家庭でも肖像画を…

〈読書エッセー〉晴講雨読・許南麒の詩と初版本(中)/任正爀

許南麒の2冊目の詩集は『朝鮮冬物語』以降の時事的な詩を集めた『日本時事詩集』である。実は少し前に東京神田の古書店で購入したのだが、その目的は本稿を書くためといってもよい。具体的には民族教育に携わる人が…

暗澹たる未来

未来の南社会、その予告編が映し出された。4日、尹錫悦次期大統領の妻、金建希氏が自宅前で警護に当たっている警察犬をなでながら微笑んでいる写真がメディアで公開された。同日、落選した与党候補の妻と関連して警…

「奇跡」の裏側

3日に行われた北大阪初中の入学・入園式はひときわ大きな盛り上がりを見せた。それもそのはず。14年ぶりに初級部1年10人クラスが実現し、昨年度より15人も多くの子どもたちが同校に通うこととなったのだ。 …

人とロボットの違い/金淑子

お掃除ロボット「ルンバ」が初めてわが家に来たのは2015年、朝鮮学校のICT教育の取材を始めた頃だった。 コロナ禍で一挙に広まったオンライン授業だが、各地の朝鮮学校ではこの頃すでに情報通信技術を駆使し…

〈FOCUS!〉添えられた手

「表現の不自由展2022東京」(2日~5日)で特に人びとの関心を引いたのは、右翼団体による攻撃の的にもなった「平和の少女像」だった。 来客は皆足を止め、作品を目に焼き付けていた。そのうち少女にそっと両…

〈ウリマルの泉(우리 말의 샘) 23〉総聯のウリマル運動とともに(총련의 우리 말 운동과 더불어)

ウリマル運動は、民族教育事業と成人教育事業などいろいろな形で、解放直後から一貫して推進されてきた運動である。 特に総聯は、結成後、在日朝鮮人運動を一貫して母国語で展開し、朝鮮語を正しく習い使うための民…