〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 68〉田宮虎彦「朝鮮ダリヤ」
2024年07月06日 06:00
反省と責任をせまる回想物語 田宮虎彦の代表作「足摺岬」(1947)を最近再読し、あらためて力作だと感じた。戦前日本、孤独な知識人の暗く希望のない青春。足摺岬へと自殺行する主人公に、死を踏みとどまらせた…
〈学美の世界65〉山陰展の来場者の姿からみえるもの/三谷昇
2024年07月01日 07:00
今まで本連載に掲載されてきた内容は、各地の朝鮮学校で教育実践(指導)をされてきた先生の視点やその思いが中心であったと思う。私は鳥取県の小学校教員として図工科の指導をしてきたことと山陰地区(鳥取県・島根…
〈朝大専門家の深読み経済11〉現在の円相場をどう見るか(下)/卞栄成
2024年06月28日 15:46
2005年に発足した在日本朝鮮社会科学者協会(社協)朝鮮大学校支部・経済経営研究部会は、十数年にわたって定期的に研究会を開いています。本欄では、研究会メンバーが報告した内容を中心に、日本経済や世界経済…
新時代の支部とは
2024年06月26日 10:00
大衆運動の基盤拡大・強化はいつの時代も総聯と在日朝鮮人運動において重要なテーマだが、少子高齢化が進む日本社会に在りながら、特有の外的内的要因により同胞社会でも人口減少が進む今、変化に即して同胞たちの力…
〈読書エッセー〉晴講雨読・事実と誠実に向き合う安斎育郎『ウクライナ戦争論』/任正爀
2024年06月26日 06:24
前回、司馬遼太郎の小説について所感を述べたが、最後にマスコミ報道には自身の視点をしっかり持つべきと強調した。最近ではウクライナ情勢に関する報道がそうである。一方的にロシアを断罪する報道は正しいのか?日…
〈まるわかり! 法律で知る朝鮮11〉青年教養保障法に見る朝鮮社会の実情/李泰一
2024年06月21日 08:00
朝鮮の未来を法的に担保 ■はじめに 最高人民会議第14期第5回会議(2021年9月29日)において、青年教養保障法が制定された。本法は、社会主義全面発展期における今日において、重要な意義を持つ。なぜな…
〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!47〉年金へのこんな質問あんな質問
2024年06月18日 19:00
年金に関するニュースや記事をよく見かけつつも、複雑な制度に理解が進まない方も少なくないことでしょう。また少子高齢化が進む中、納めた保険料以上受給できるのか、何歳から受給するのが最も良いのか疑問点も多い…
音楽人・金正徹氏を悼む/金正浩
2024年06月18日 14:06
「作曲家・元文芸同東京支部副委員長 金正徹同志が2023年11月18日逝去された」 この訃報に接したのは今年5月だった。そして、氏と、昨年6月にご逝去した御母堂様を追悼する会が5月20日、有志により国…