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書きたくなるような/姜詩那

「秋」という秋の季節は来なかったけれど、秋の「香り」はちゃんとやってきたなと思った、ある日の朝。 今この瞬間を日記に残しておきたいなんて、感性溢れる思いがぽんっと現れた。「あの頃」は毎日書いていたのに…

朝鮮で地味な地震研究

平壌中央動物園にはショーを楽しめる動物曲芸場やトラ、ゾウ、サルなど人気者たちを見られる華やかな施設がある一方、片隅にはナマズやオウム、ネズミなどが集まった地味な舎屋がある ▼このエリアは「地震監視所」…

「私はチョソンサラムです」

南朝鮮の金哲民監督のドキュメンタリー映画「私はチョソンサラム(朝鮮人)です」(2020年、94分)の上映会が現在、日本各地で行われている。先日、ようやく見る機会があった。いろいろと考えさせられることが…

〈人・サラム・HUMAN〉Merrar Tilelli(メラル・ティレリ)さん(23)

似通ったルーツの存在に触れ アルジェリア系フランス人の両親のもとで、パリに生まれる。23歳。フランスのINALCO大学院生。 幼いころから日本の文化に興味があり、大学では「日本学部」に進学。学業に励む…

「推し活」

最近、「推し活」という言葉をよく耳にする。調べると、好きなアイドルやキャラクターなど一定の対象を「推し」、それを熱烈に応援するさまざまな活動のことをさすという。

元大統領か虐殺者か

「え、なぜね。謝りもせんと逝きよって」。1989年、昭和天皇裕仁が死去した際、裴奉奇さんがこぼした言葉だ。沖縄で日本軍の性奴隷を強いられた裴さんは生前、「ウォンスルルカパダルラ」(敵を討ってくれ)と繰…

絵の中の朝鮮少女

空を見上げ、感激する少女たちの何とも言えない表情が印象的だ。背景には建設中の住宅群が描かれている。平壌で開催された国家美術展覧会(10月7―31日)に展示された宝石画「また高くなった」だ ▼朝鮮メディ…

職場での差別と裁判

不動産会社「フジ住宅」(大阪府岸和田市)がヘイトスピーチを含む文書を職場で繰り返し配布したことで精神的苦痛を受けたとして、勤める在日同胞女性が同社と会長に計3300万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が…

こぼれ話②―知らなかった「共通点」

「隣人であり友人の自分が、これからもつなぐ役割を果たしていきたい」 無償化裁判を終えて、弁護団の一員だった青木有加弁護士は、そう抱負を語っていた。 かのじょが取材中に語った逸話のなかには、興味深い話が…

あと半年/沈永俊

2018年6月24日、朝青埼玉東部支部・草加三郷班が栄光の「最優秀班」を獲得した朝青第24回大会から、3年半の月日が経った。同支部越谷班班長として、誇らしさとともに悔しさが残ったあの日を、決して忘れは…