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〈在日無年金障害者―零れ落ちる声を拾って 4〉諦めない、カメみたいにコツコツと/鄭秀永さん

「ぼくね、カメってあだ名なんです」 「在日外国人の年金差別をなくす会」代表の鄭秀永さんは、重度の脳性麻痺と付き合いながら自立生活に励み、年金差別と闘い続けている。ユーモアたっぷりに話してくれた「カメ」…

〈在日無年金障害者―零れ落ちる声を拾って3〉外国籍の私たちも生きづらさは同じ/金順喜さん

「すごいでしょう。車いすに乗ったら自分の行きたいところにすぐ行ける」――電動車いすを自由自在に操って見せた金順喜さん(「在日無年金問題の解決をめざす会・京都」代表、59)。生後すぐに脳性麻痺を患い肢体…

〈在日無年金障害者―零れ落ちる声を拾って2〉これは歴史の問題、尊厳の問題/李幸宏さん

在日外国人の無年金問題を解決するため、長きにわたり闘いつづけてきた李幸宏さん(60)。「年金制度の国籍条項を完全撤廃させる全国連絡会」の代表だ。新型コロナウイルスの感染が広がる東京で、スカイプを通じて…

川崎市「審査会」、投稿9件をヘイト認定/市、近くツイッター社へ削除要請へ

神奈川県川崎市で全国に先立ち制定されたヘイトスピーチに刑事罰を科す条例「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」に基づき、「川崎市差別防止対策等審査会」は9日、在日同胞女性の崔江以子さんを攻撃するツ…

〈在日無年金障害者―零れ落ちる声を拾って 1〉“制度はいくらでも変えられる”/愼英弘さん

愼英弘さん(73)。東京で生まれ、幼い頃に大阪に移住した。生まれつきの弱視で、朝鮮人学校の小学3年時に失明し、3年間を自宅で過ごした。「目が見えるようになったら今度こそ勉強するぞと、学校に憧れていまし…

〈時事エッセー・沈黙の声 4〉兵庫県サッカー協会事務局長の差別発言/浅野健一

差別を不問にする日本サッカー界 兵庫県サッカー協会(三木谷研一会長)の事務局長(当時)が「朝鮮かかってこいや」と発言し、その理由について協会の臨時総会で「反日国家である朝鮮が嫌い」という暴言を吐いてい…

同胞医療人として役割を再認識/コリアン医療・福祉フレッシュセミナー

オンラインで開催 医協中央と留学同中央が共催する「第15回コリアン医療・福祉フレッシュセミナー」が8月30日に行われた。医協中央の南洋二会長、留学同中央の李洪潤委員長、医協の若手会員や同胞の医療従事者…

〈在日無年金障害者―零れ落ちる声を拾って〉今一度、在日無年金問題を問う

国民年金制度の施行(1961年4月)から、来年で60年を迎える。同制度の根拠となる国民年金法の目的は、老齢・障害・死亡によって生活の安定が損なわれることを「国民」の共同連帯で防止し健全な生活の維持およ…

〈本の紹介〉日本のセーフティーネット格差―労働市場の変容と社会保険/酒井正 著

「皆保険」の綻びを問い詰める 「安定的な雇用に就いていなければセーフティーネットを得られないのならば、それはセーフティーネットと言えるのだろうか」――全331ページ、第7章からなる本書に一貫したテーマ…

多彩な企画に終始笑顔/「デイサービスセンターイオ神戸」で納涼祭

兵庫同胞高齢者施設「デイサービスセンターイオ神戸」で8月18日、21日に納涼祭が行われた。毎年恒例の行事だが、今年は新型コロナウイルスの影響で利用者、職員たちが全員マスク着用での参加となった。