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〈学美の世界 14〉時に颯爽と、時に深い追求を/文真希

子どもの絵を観ていると、私はその作者に試されているような感覚に陥ることがある。 作品には彼らの目線だからこそ見つかる発見と、新鮮な感動で描かれたリアリティーが多種多様に表現されており、私はたびたび「こ…

対話促す美術の力/第48回学美東京展・アーティストトーク

11月27日から今月1日まで延べ1600人が来場した第48回学美東京展。最終日に行われた東京中高美術部の生徒たちによるアーティストトークでは、生徒たちが作品に込めたコンセプトや制作秘話などについて直接…

第48回学美東京展/1600人で盛況

見ごたえある企画展示など約800点が並ぶ 第48回在日朝鮮学生美術展覧会(GAKUBI)・東京展が11月27日から1日まで、埼玉県浦和市の埼玉会館第1・2展示室で開催された。(主催=同実行委) 東京中…

神戸朝高の成希蘭さん快挙/全日本学生音コンで2位

神戸朝高吹奏楽部の成希蘭さん(3年)が11月28日に行われた第73回全日本学生音楽コンクール・フルート部門の全国大会(横浜みなとみらいホール)で2位に入賞した。同コンクールは学生コンクールの中で最も権…

〈学美の世界 13〉社会の傾向性に対する自立/康貞淑

多種多様な作品群は、表現とは何か、自由とは何かと問われた子どもたちが、紡ぎだした声である。大河に沿って流れることが自由なのか、はたまた流されまいと逆行することが自由なのか。 認知過程が表出される幼年期…

「美術手帖」の表紙飾る/李晶玉さんの作品

美術家・李晶玉さん(朝鮮大学校美術科非常勤講師)の作品が、1948年創刊の美術専門誌「美術手帖」2019年12月号の表紙を飾った。 11月7日に発売された「美術手帖」12月号の表紙となったのは、李さん…

〈学美の世界 12〉子どもたちの心情を映し出す作品たち/朴美奥

学生美術展は、初級部1年生から高校の美術クラブ生の作品まで約2600点余りの作品を8月の約1週間、全国の図工・美術担当の教員たちが朝鮮大学校に集まり審査を行っている 上手さよりも、多様な表現力を重視し…

〈人・サラム・HUMAN〉金元均名称音楽総合大学平壌第1音楽学院教員/クォン・ソングムさん(41)

世界的ピアニスト育成を 朝鮮の高等音楽教育の最高峰、金元均名称音楽総合大学平壌第1音楽学院でピアニストの育成に努める。 最も重視するのは、理論と実践の両輪。演奏時の姿勢から表現にいたるまで、すべての要…

【投稿】城北朝鮮初級創立60周年記念金剛山歌劇団公演を観覧して

大阪府河北地域の会館で「城北朝鮮初級学校創立60周年記念金剛山歌劇団公演」(7月3日)が行われた。 城北ハッキョ創立60周年記念公演であり、「29年」ぶりの河北地域での公演開催は、激しい雨をも慈雨に変…

〈学美の世界 11〉感動や喜び、悲しみを奪わないように/崔栄梨

子どもたちの姿を見ていると、大人には何ができるんだろうと、いつも考える。そしてついつい何かを作用しようとしてしまう。 でも、子どもたちは多くの場合、そのままですでに素晴らしい。大人の作用によって、とき…