民族芸術の道標として/朴正文&生徒作品選抜展
2019年05月08日 12:09
上野の森美術館で朴正文&生徒作品選抜展(4月20~24日、主催=アートジャーナル社、上野の森美術館)が開催された。5日間の開催期間中、総聯中央の許宗萬議長をはじめ、延べ4200人を超える人々が在日同胞…
〈学美の世界 7〉「それでいい」から生まれる作品たち/李民花
2019年04月26日 14:42
「それでいいんだよ。ここにいていいんだよ」。どこか聞き覚えのある某漫画キャラクターの常套句のようだ。学生美術展はこの言葉のように、多様な「個」を「それでいい」と祝福し肯定する。 展覧会で「これっていい…
「語り継ぐ朝鮮の美」/高麗美術館で朝鮮王朝末期の作品展
2019年04月11日 10:40
作品展「朝鮮王朝末期の輝き『語り継ぐ朝鮮の美』」が高麗美術館(京都市北区)で4月1日から開催されている。 同展では1392年から1910年にかけて519年存続した朝鮮王朝の末期(19世紀末~20世紀)…
「迫真の演技」「心に響いた」/京都で劇団石公演「キャラメル」
2019年04月08日 11:55
性奴隷被害者の人生を舞台化 劇団石(トル)によるひとり芝居「キャラメル」(主催:「日本軍『慰安婦』問題を記憶・継承する会・京都」)が3月30日、龍谷大学アバンティ響都ホール(京都市)で行われ、同胞や日…
〈学美の世界 6〉子どもと教師の「信」と「愛」の世界/郭栄姫
2019年03月22日 13:57
在日朝鮮学生美術展は、朝鮮学校で学ぶ児童・生徒の姿が可視化された誇り高い作品展だ。30余年、美術教育に携わってきた私は、時代と共に移り変わる子どもたちの感性、表現に毎回、舌を巻くばかりだ。見せる側と見…
【寄稿】詩人はどのような3.1詩を創作したか/卞宰洙
2019年03月08日 13:59
3.1独立運動と詩的営為 ブルジョア民族主義運動を止揚(しよう)して独立軍運動を発展させ、ひいては金日成将軍率いる十五星霜の抗日戦争勝利へとつながった3.1独立運動は世界に比類なきスケールで闘われた。…
〈学美の世界 5〉表現は、軽やかに越境する/金明和
2019年02月26日 13:33
学美は、技術や規範に囚われるのではなく、子どもが自らの体験や社会と向き合い感じ考えたことを表現する「子どもの自己決定」の場である。 表現とは本来、自分以外の他者と分かち合うことのない、一般化されない自…
【寄稿】冬の日のある夕べの音楽会―盧相鉉ピアノ演奏会に招かれて―
2019年02月22日 13:22
先日(1月23日)の夕方、東京・立川で「第23回朝鮮大学校教育学部音楽科在学生・卒業生合同音楽会」という催しがあり、寒い中を、招待状を手に出かけた。 プログラムによれば、パートⅡが「盧相鉉ピアノ演奏会…
在日同胞にとってチョゴリとは/一人芝居「チマチョゴリ」、東京第4で
2019年02月12日 15:48
大阪を中心に活動する劇団タルオルムの一人芝居「チマチョゴリ」(作・演出:金民樹)が2月1日、東京朝鮮第4初中級学校(足立区)で行われ、足を運んだ。 「チマチョゴリ」は、1990年代に起こった朝鮮学校に…
〈学美の世界 4〉心をつかむ自己決定の産物/玄明淑
2019年01月28日 10:50
各地を巡回する学美地方展には、ウリハッキョの保護者はもちろん、地域同胞や朝鮮学校を支えてくださるたくさんの日本の友人、日本学校の先生方、近年は南朝鮮からも足を運んでくださる方が多い。会場に入るなり画一…