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〈本の紹介〉朝鮮女性史 歴史の同伴者である女性たち/盧桂順著

歴史を担った事実に照射 洋の東西を問わず「正史」とされる史書に記され、広く知られている人物は、そのほとんどが男性である。朝鮮民族5千年の歴史においても例外ではなく、「『三国史記』『三国遺事』『高麗史』…

わたしがおくりたい金メダル/ともだち展で見る交流の軌跡

日本、朝鮮半島、中国など、東アジア各国の子どもたちの絵を通じた交流を積み重ねてきた「南北コリアと日本のともだち展」(以下「ともだち展」)。2001年、「東北アジア地域の平和から21世紀の世界平和を願」…

「ありがとう」あふれる作品/第19回南北コリアと日本のともだち展・東京/初のオンライン開催

第19回南北コリアと日本のともだち展(以下、「ともだち展」)・東京が7月1日から今月31日までオンライン展示の形式で開催されている。(主催=同実行委) 今回のテーマは「わたしがおくりたい金メダル」。家…

〈学美の世界 21〉作品のリアリティーと実感/朴一南

良い作品には、作者のモノの見方や考え方など表現者としての視点を強く感じる。 何かを感じ取り表そうとした時、視覚的表層では無いリアリティーが生まれる。 リアリティーとは実感であり、実感によってリアリティ…

〈本の紹介〉ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー/ブレイディみかこ著

誰かの靴を履いてみること 「『老人はすべてを信じる。中年はすべてを疑う。青年はすべてを知っている』と言ったのはオスカー・ワイルドだが、これに付け加えるなら、『子どもはすべてにぶち当たる』になるだろうか…

〈学美の世界 20〉作品を物語として読み解く/金誠民

キツネは王子さまにこう言った。 「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」(サン=テグジュペリ、「星の王子さま」より) それは学生美術展で…

〈若きアーティストたち 146〉カヤグム奏者/裵尚美さん

カヤグムで奏でる、ありのままの自分/伝統楽器とポップスの融合 朝鮮の伝統楽器であるカヤグムの深くやわらかな音色、透き通る伸びやかな歌声で全く新しいサウンドを紡ぎだす― カヤグム、ボーカル、パーカッショ…

〈学美の世界 19〉喜び、発見、感動、驚き、探求…/成明美

異国の地で長い足跡をたどってきた在日コリアン。 幾重もの艱難辛苦を乗り越えいつの時代もたくましく生きてきた在日コリアンの〝今〟を一番リアルに伝え感じさせてくれるのは学生美術展を彩る子どもたちの作品では…

〈学美の世界 18〉心をわしづかみにする作品たち/朴蓮淑

2015年度、学美審査会に16年ぶりに復帰しその日に受けた衝撃を今でもはっきり覚えている。作品が変貌していたのだ。活きいきとしカラフルで可愛らしく、ときにたくましく力強い作品、そしてこれは何を描いたの…

「創作活動に偉大な足跡を刻む」/画家の朴正文氏がバイヤーズ・ガイドジャパンにて3年連続受賞

朝鮮民主主義人民共和国功勲芸術家で画家の朴正文さん(文芸同中央委員、新極美術協会副会長・審査委員)の作品が、世界に向けた画廊と芸術家のための年鑑「バイヤーズ・ガイド2020」にて表彰され、21世紀国際…