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モニカ・フェルトンとWIDFの朝鮮戦争真相調査団(中)

アジア現代女性史研究会の藤目ゆきさんに聞く 国際女性調査団は1951年5月16日~27日まで、朝鮮で活動した。一行の旅程は次のようであった。

モニカ・フェルトンとWIDFの朝鮮戦争真相調査団(上)

アジア現代女性史研究会の藤目ゆきさんに聞く 「アジア現代女性史」の藤目ゆきさんは、東アジアの女性体験に光を当てることで、民衆受難の深部に迫る研究や幅広い活動を展開する近・現代史学者。とりわけ、長く封印…

〈朝鮮民族の美 22〉粉青沙器 鉄画蓮池鳥魚将軍(俵壷) 15世紀

粉青沙器の特徴と魅力は、白土粉粧の技法と文様の大胆な省略、自在なユーモアあふれる表現力と言えよう。白土粉粧の仕方によって刷毛目となり、また粉引ともなり、これに象嵌技法や印花技法(文様を刻った判子を胎土…

〈朝鮮仏教と私たち 30〉高麗・知訥(上)

堕落する貴族、高まる民衆の不満 高麗中期、太平の世が長く続き宴会に明けくれる貴族たちに武臣や民衆の不満は溜まる一方であった。西京(平壌)を拠点に起きた妙清の乱(1135)、文人の横暴に業を煮やした武人…

〈朝鮮民族の美 21〉粉青沙器 刷毛目線刻扁瓶(16世紀)

粉青沙器の重要な特徴は、官の経営する窯場で作られたものでなく、官窯を離れて全国に散っていった陶工たちによって作られた陶磁器であるために、製作上の規制から自由な民窯であるので、そこで製作される陶磁器が庶…

〈朝鮮仏教と私たち 29〉高麗・義天(下)

高麗中期最大の宗派・天台宗 天台宗が一宗派として朝鮮に開立されたのは大覚国師・義天によってである。

〈朝鮮民族の美 20〉粉青沙器 彫花双魚文扁瓶(15世紀)

扁瓶とは、ロクロによって丸い壺(瓶)を作り、その胎土が乾く前に、左右から力を加え扁平な二つの面を作った壺のことである。これの全面に白土、あるいは地方によって黄白土の釉をかけて乾くのを待つ。

〈朝鮮民族の美 19〉粉青沙器 白地鉄絵魚文瓶(16世紀)

高麗末期、王朝は官窯であった全羅道康津の磁器所を支えきれず、1370年代には解体してしまう。陶工たちは生活の道を求めて全国に散って、習い覚えた高麗青磁を作ってきた手法によって、陶磁器製作のための良質の…

〈朝鮮仏教と私たち 28〉高麗・義天(中)

「続蔵経」4,740余巻の刊行 大覚国師・義天は、海路宋に入って法流をあまねく視察して帰るや、興王寺に教蔵都監を置いて本国と遼、宋、日本にある典籍を蒐集してその目録を作り刊行した。

〈朝鮮民族の美 18〉粉青沙器 象嵌魚文梅瓶(15世紀)

美しさを誇った高麗青磁も高麗国家の衰退と共に、その輝きを失い、次の時代に生産されるのは粉青沙器(歳短紫奄)と呼ばれる個性的で独特な味を持つ陶磁。