〈朝鮮史から民族を考える 15〉民族主義と社会主義(上)
2008年04月04日 00:00
広範な植民地民衆の台頭 「ブルジョア民族主義」「民族資本」 3.1運動から後、1920年代に至って、民族解放闘争の主体はブルジョア民族運動から社会主義運動へと変わっていった。 朝鮮の民族解放闘争史の中…
〈関東大震災下の朝鮮人虐殺問題 1〉恐るべき国家犯罪、民族犯罪
2008年04月02日 15:12
はじめに(上) 日本の近代史と現代史の分岐をなすのは、1923年9月1日の関東大震災であるとは定説化された見方である。私は、侵略と殺戮にまみれた日本現代史は関東大震災時の朝鮮人虐殺に始まると考えている…
〈人物で見る朝鮮科学史 51〉世宗とその時代(10)
2008年03月28日 00:00
朝鮮独自の暦書の基礎築く 1405年、文科に及第した鄭招は、2年後には司諫院正6品左正言となり、世宗の父である第3代・太宗王に仕えていた。その年の5月は酷い日照りとなり、太宗は臣下に自身に徳がないため…
〈人物で見る朝鮮科学史 50〉世宗とその時代(9)
2008年03月21日 00:00
朝鮮最古の農学書編纂、鄭招 社会が発展期に入り始めると例外なく人口が増加する。ウリナラの場合でいえば、植民地解放直後がそうである。では、それ以前はというと世宗時代がやはりそうであった。 人口が増加する…
〈遺骨は叫ぶ 12〉長野・平岡ダム・朝鮮人の累々たる屍の上に建設された
2008年03月21日 00:00
山奥の飯場は杉皮と板でできた掘っ立て小屋 諏訪湖に源を発し、長野、愛知、静岡の3県を貫流して遠州灘に注ぐ天竜川には、多くの水力発電所用のダムがある。その中でも、最大規模を誇るのが平岡ダム(長野県下伊那…
〈人物で見る朝鮮科学史 49〉世宗とその時代(8)
2008年03月14日 00:00
世宗の信任をうけた名医 三木栄の大著「朝鮮医学史および疾病史」では、「医方類聚」を「実に現存医書としては古今東西に比を見ない浩瀚なもの」と評しているが、残念ながら本国に原本は存在せず、壬辰倭乱時に加藤…
〈朝鮮史から民族を考える 14〉3.1独立運動と「民族代表」(下)
2008年03月12日 00:00
世界の新しい気運反映 「民族代表」研究における通説の問題点 3.1運動研究は朝鮮近代史研究の中でもっとも蓄積がある。とりあげられた論点は多岐にわたるが、とりわけ「民族代表」の評価をめぐっては、姜徳相―…
〈朝鮮史から民族を考える 13〉3.1独立運動と「民族代表」(上)
2008年03月10日 00:00
朝鮮のナショナリズムの原点 独立運動の主体的力量 1910年代の「武断統治」下の独立運動をめぐって、それは「閉塞期」のことであり、3.1運動はロシアの10月革命やウィルソンの民族自決主義に影響されたも…
〈朝鮮史から民族を考える 12〉反日義兵「戦争」
2008年03月07日 10:15
20年にわたる日本軍との交戦/交戦団体としての承認、外国に要請 日清戦争開戦を目的とする日本軍大部隊の朝鮮侵入、そして王宮占領をきっかけに始まった反日義兵闘争は、その後1910年代前半まで、ほぼ20年…
〈朝鮮史から民族を考える 12〉反日義兵「戦争」
2008年03月07日 00:00
20年にわたる日本軍との交戦 交戦団体としての承認、外国に要請 日清戦争開戦を目的とする日本軍大部隊の朝鮮侵入、そして王宮占領をきっかけに始まった反日義兵闘争は、その後1910年代前半まで、ほぼ20年…