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歴史を語り継ぐ場に/福岡県・鞍手郡小竹町で炭鉱労働犠牲者供養祭

炭鉱労働で亡くなった朝鮮半島出身者や日本人犠牲者(無縁仏)を祀る福岡県鞍手郡小竹町新多の供養塔「松岩菩提」前で3月7日、毎年恒例の「春季彼岸会供養」があり、同胞、日本市民ら約30人が参列した。 昨年に…

【投稿】新聞記事と1通の手紙/崔誠圭

みなさん、昨年、朝日新聞の教育欄で東京朝鮮中高級学校美術部の連載が行われたのはご存じでしょうか。6回にかけての特集記事とは中々の異例なことであり、記事には美術部員一人ずつの物語ともいうべきバックボーン…

〈学美の世界 27〉不確かなものを「像」に/李民花

不確かなものがあふれる世界で、何を信じればいいのか困惑する人が多い。不確かなものは不安や恐怖につながり、人は誰かにすがり、大事な決断を他者にゆだねてしまう。そんな混沌を極めるこの世界で今、想像力が必要…

〈人・サラム・HUMAN〉在日朝鮮人美術史研究者/白凛さん(41)

 “私だからできること”を究めて 朝大師範教育学部(当時)美術科、東京藝大美術学部を経て、東大大学院へ。昨年3月に博士号を取得した。現在、2016年に有志らとともに設立した一般社団法人在日コリアン美術…

〈民族教育と朝鮮舞踊 2〉民族舞踊教育の始まり

在日同胞社会では、なぜ舞踊が盛んなのか? この問いを受けるたびに私は、民族教育がまずあり、その中で体系的に朝鮮舞踊を教えているからだと答える。 解放後の啓蒙活動としての舞踊 祖国解放直後、日本各地にお…

歌、小説が照射する朝鮮社会/「文化としての社会主義」第6回研究会

朝大教員が発表 「文化としての社会主義」第6回研究会が2月27日、オンラインで開催された。科研費基盤(B)「文化としての社会主義:北東アジアとDPRK」が主催し、朝鮮大学校朝鮮問題研究センター朝鮮文化…

【寄稿】忘れない、風化させない、繰り返さない―国策産業の実相示す「朝鮮炭鉱」の残痕/安田浩一

宇部市(山口県)の床波海岸を初めて訪ねた。 砂浜に立って沖合に目をやると、海面から2本の円筒が突き出ていた。海中に無理やり土管を埋め込んだかのような不自然な光景を見ていると、なにか落ち着かない気持ちに…

〈取材ノート〉排除のスパイラル

昨秋、女優の東ちづるさんを取材した。現場に出向いた際、印象的だったのは飾らない自然体な人柄と一を聞けば十が返ってくるような知識量の豊富さだった。 自身の問題意識を交え明解に答えてくれるかのじょに対し、…