
短編小説「幸福」24/石潤基
2021年09月27日 07:45
われわれは、先輩たちから受け継いだ革命のバトンを、幸福に対する革命的な見解とともに、責任をもって後の世代に伝えるべきだ。ここにわれわれの時代の責任があり、幸福があるのだ。 僕は勝載くんと玉珠さんの幸福…

短編小説「幸福」22/石潤基
2021年09月23日 07:43
風さわやかに 星のきらめく 楽しき今宵 なつかしの わが友よ 集まって歌おう ともに踊ろう その歌が、公園かクラブの窓から聞こえたのなら、別に驚くことはなかったろう。ところが、彼らはクラ…

〈インタビュー〉アートは語らい、関わりの器/アーティスト・飯山由貴さん
2021年09月21日 08:39
硬直した価値観と向き合う アーティストの飯山由貴さん(33)は、精神病患者や在日朝鮮人をテーマにした映像やインスタレーションの制作を続けてきた。入念な取材と考察をもとに作られた数多くの作品はどれも、あ…

国際交流基金が中止判断/在日精神病患者に関する映像作品
2021年09月21日 08:37
「表現の不自由展」に代表されるように、昨今、日本国憲法21条が保障する「表現の自由」の侵害問題が深刻だ。とりわけ日本の加害の歴史や、差別と偏見のスティグマに関する内容を含んだ多くの作品が発表の機会を奪…

短編小説「幸福」21/石潤基
2021年09月18日 08:41
私は論告でも聞いている人間のように息を殺して淡々と語る友人の声に耳を傾けていた。そして玉珠という未知の女性をひとりで頭の中に描いてみた。どこか僕が取材中に出会った千里馬騎手たちの、燦然と光を放つ素晴ら…

2021年度学美、「地方展」が順次開催
2021年09月17日 09:00
等身大の子どもたちがそこに 2021年度在日朝鮮学生美術展(以下、学美)がスタートした。

【寄稿】書籍、総合誌、文芸誌からみる朝鮮人虐殺/卞宰洙
2021年09月15日 10:39
関東大震災に際して、心ある数人の文学者たちが朝鮮人虐殺の惨状を書いたことについては、以前に本紙で紹介した。志賀直哉、芥川龍之介をはじめ、平林たい子、徳永直、壷井繁治たちが目撃談や見聞記を発表して朝鮮人…

代を引き継いで歴史を後世に/愛知で追慕祭
2021年09月15日 10:31
「寃死同胞慰霊碑」建立73周年および関東大震災98周年記念追慕祭が1日、名古屋市千種区の覚王山日泰寺で行われた。9月1日は建立日である。