「表現の不自由展」に代表されるように、昨今、日本国憲法21条が保障する「表現の自由」の侵害問題が深刻だ。とりわけ日本の加害の歴史や、差別と偏見のスティグマに関する内容を含んだ多くの作品が発表の機会を奪われている。
今年3月、国際交流基金が主催するオンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」(3月30日~5月5日)で発表予定だった、アーティストの飯山由貴さん(33)による戦前の精神病院に残されていた在日朝鮮人の患者についての記録を用いた映像作品「In-Mates」が、基金の判断によって発表を中止された。
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