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〈高麗人参余話 37〉加工(2)

宋(960~1126年)の使臣、徐兢が著述した高麗図經には「高麗人蔘には生蔘と熟蔘の二種類がある」と書かれていて、この時期すでに加工品である熟蔘が開発されていて宋の国で知られていたことを示唆している。…

〈みんなの健康Q&A〉肥満症(上):規定と原因

Q:最近おなかが出てきて、体が重くなったような気がするのですが。 A:身長と体重はいくらくらいですか。 Q:身長は175cmで、体重は82.5Kgです。 A:では、それから体重指数(BMI=体重Kg÷…

〈高麗人参余話 36〉加工(1)

夏も過ぎ旧盆の頃になると人蔘が収穫される。畑にかけておいた屋根やシートを外し、茎も刈り取る。昔は人蔘の掘り起こしを夜明け前から農家の人たち総出で、手作業で行ったが今では作業はとても楽になった。

〈人物で見る日本の朝鮮観〉勝海舟

幕末期における勝海舟(1823~1899)の朝鮮への関わり方について、「その連帯の思想と侵略思想を同居させた最初の人物こそ勝海舟であったと思う」と、私は「日本の朝鮮侵略思想」で書いたことがある。 貧乏…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉タバコ(2)

有益説が一人歩きする中でタバコの害は拡大していた。 一つは火災。光海君の時代、釜山の東來倭館が、タバコの火が原因で2回も大火に見舞われた。江華島の要塞では、タバコの火の不始末で武器貯蔵庫が大爆発し多く…

〈若きアーティストたち 21〉役者・金民樹さん

在日同胞たちにとってネイティブな朝鮮語を使うことはそうたやすいことではない。ましてや、3世、4世ともなると、生まれて初めて接する母語はほとんどが日本語、その後ひとつひとつ言葉を覚えていく過程の言語環境…

〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉連載を終えて

この連載の依頼を受けたとき、私は正直言ってとまどった。折りしもいろいろな悪条件が重なって、そんな余裕なんてなかった。それに、私はあれこれ1度にやってのけるのが大の苦手である。 そんな私の気持ちを知って…

〈朝鮮歴史民俗の旅〉タバコ(1)

19世紀の文人・趙在三は著書「松南雑識」で次のような民話を紹介している。 「日本に淡珀姑という妓生(芸者)がいた。なかなかの美貌の持ち主で、そのうえ素直で心やさしく、多くの男どもの心を捉えていた。その…