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〈人物で見る朝鮮科学史 25〉海東盛国・渤海(上)

牙をむきだした力強い石獅子 高句麗は長い間の外来侵略者との戦いで疲弊し、ついには唐と新羅の連合軍によって滅びたが、その領土を回復すべく698年大祚栄によって建国されたのが渤海である。しばしば、新羅が高…

〈朝鮮と日本の詩人 25〉茨木のり子

韓国の老人は いまだに 便所へ行くとき やおら腰をあげて 〈総督府へ行ってくる〉 と言うひとがいるそうな 朝鮮総督府からの呼び出し状がくれば 行かずにすまされなかった時代 やむにやまれぬ事情 それは排…

〈朝鮮通信使来聘400年 2〉江戸日本、最大の歓迎体制

100万人が人垣を作って見物 1607年、家康の要請を受け入れて第1次通信使が派遣された。主な任務は国書を交わすことで、両国の信を通い合わせることであった。なお1次から3次までは連行された朝鮮人を連れ…

〈人物で見る朝鮮科学史 24〉新羅の科学文化(番外編)

慶州最高の教育の場 2002年11月、筆者は全北大・金根培教授の案内で新羅の古都慶州を訪れたことがある。釜山大で開催された韓国科学史学会で「科学史における近世」という題で招待講演を行った翌日のことであ…

〈みんなの健康Q&A〉在宅医療と感染症-気をつけること

Q:高齢化社会が進むのと並行して身体的障害があっても自宅あるいは施設で療養という人が増えています。 A:医療水準が向上したおかげで、重い脳卒中や心臓病になっても救命されるのはいいのですが、そのまま慢性…

〈朝鮮服飾ものがたり 24〉セットゥンコリ

「セットゥン(色燈)」は赤、黄、青およびそのほかの色の灯りをさす。 「セットゥンコリ」は別名「パクチィ(コウモリ)チョゴリ」とも言い、女児に着せた。チョバウィという防寒用の帽子をかぶり、タンヘ(唐鞋)…

〈朝鮮と日本の詩人 24〉槙村浩

おお三月一日! 民族の血潮が胸を搏つおれたちのどのひとりが 一九一九年三月一日を忘れようぞ! その日「大韓民族万歳!」の声は全土をゆるがし 踏み躙られた日章旗に代えて 母国の旗は家々の戸ごとに翻った …

〈遺骨は叫ぶ 1〉発盛精錬所・朝鮮人労働者に血の制裁

東海に消えた「アイゴー、アイゴーの声」 「ここにもある。あっ、こっちにもある。」 十数人の報道関係者が騒ぎ出したのは、2006年12月8日の午後だった。場所は、秋田県山本郡八峰町八森の高台に広がる原野…