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〈朝鮮の風物・その原風景 8〉農楽戯

楽天的で歌舞好きの民族性 世に歌と踊りを好まぬ民族はないといわれるが、朝鮮民族もその例外ではない。 同胞の集う花見遊山は、歌と踊りで大いに盛り上がるのが常だし、同胞結婚式には参列者が総出で踊りの輪をつ…

〈朝鮮と日本の詩人 53〉新川和江

寒がらぬ傷の淵を 公州から扶余へ バスの窓外には棚田がひろがり あちこちで農夫たちが 田植えの支度に余念がない  

〈ウリマルで話そう! コッポンは一年生 10〉모름지기 인사는 해야죠~当然あいさつはしなくちゃ~

クナジョナ ノ アッカ チョロンシゲソ ソンセンニムドゥレゲ 그나저나 너 아까 졸원식에서 선생님들에게 ところで、さっき卒園式で先生たちに   インサ チャーレックナ オンマガ…

〈朝鮮服飾ものがたり 58〉快子

舞童が「剣の舞」を踊るときに、草色のチョゴリに紅いチマを着て、紫色の紗で作った快子と呼ばれるベストを着た。 藍色の戦帯を巻き、戦笠とよばれる帽子をかぶった。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟…

〈朝鮮と日本の詩人 52〉上田忠男

山林丸ごと盗む日帝 食うための盗みに短銃が鳴ったのだ。それに対して如何なることが抗議され得るか。 またも一個の合法的な執行が静かな山林に谺する。 終わりのない貧乏に約束せよ 松は擔のために年輪を生んだ…

〈人物で見る朝鮮科学史 49〉世宗とその時代(8)

世宗の信任をうけた名医 三木栄の大著「朝鮮医学史および疾病史」では、「医方類聚」を「実に現存医書としては古今東西に比を見ない浩瀚なもの」と評しているが、残念ながら本国に原本は存在せず、壬辰倭乱時に加藤…

〈朝鮮史から民族を考える 14〉3.1独立運動と「民族代表」(下)

世界の新しい気運反映 「民族代表」研究における通説の問題点 3.1運動研究は朝鮮近代史研究の中でもっとも蓄積がある。とりあげられた論点は多岐にわたるが、とりわけ「民族代表」の評価をめぐっては、姜徳相―…

〈朝鮮服飾ものがたり 57〉ナムチョルリク

舞台服飾のひとつ。 上衣は戎服と呼ばれる軍服に属する。船遊樂に使った。 上下がつながるように藍紗で作った。 船遊樂には、真紅の冠帯をつけ、弓矢と弓を入れた入れ物や、環刀などを、腰の後ろまたは横につけた…