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〈若きアーティストたち 51〉現代美術家・南孝俊さん

埼玉県川口市にある「masuii R.D.R gallery」で8月20〜26日に開かれていた「Hyojun Circuit」を訪れた。ガラス張りの扉を開くと、青空が詰まった1500〜2000個のプラ…

〈この人、この一冊 6〉「在日朝鮮、韓国人と日本の精神医療」/黒川洋治さん

国際的な孤立免れぬ「美しい日本」 「在日朝鮮人の発病にいたる過程は、『在日』という『負』の歴史が刻印された『個』の生活史を抜きには考えられないのです」と静かに語り始めた。 自ら末期ガンに冒され、死と背…

〈朝鮮と日本の詩人 35〉須田禎一

十三弦の伽倻琴から 純白の衣裳から大同江の流れが湧き 白頭山の雲が動く。  

〈朝鮮名峰への旅 27〉白頭山の残暑、美しい雲の出現と 一日七変化の幻想的風景

8月も半ばを過ぎると、白頭山を覆っていた太平洋高気圧は少しずつ弱まりはじめる。かわって大陸の高気圧が張り出してくる。 高気圧が押し合いしていると、日に何度も変わる白頭山の天気は、さらに複雑に変化するよ…

〈遺骨は叫ぶ 7〉釜石鉱山・被災の実態不明、行政が調査すべき

落盤事故、さらに連合軍艦砲射撃の犠牲に 秋田県北の山村に生まれた筆者は、小学校が国民学校に改称された1941年に学校へ入学し、戦時教育を受けて成長した。日本が敗戦になる直前の45年7月14日、突然東の…

〈人物で見る朝鮮科学史 37〉朝鮮王朝文化の幕開け(1)

世界最古の石刻「天象列次分野之図」 高麗末期、政権内では大土地所有者である親元勢力と地方豪族出身の新興官僚層が対立、後者の中心に倭寇の撃退で大きな功績をあげた李成桂がいた。彼は明の軍を追い払う命を受け…

〈朝鮮通信使来聘400年 9〉歓迎された朝鮮良医

「東医宝鑑」は吉宗座右の書 朝鮮は医学先進国であった。 刊行された医学書は、200種類にも及ぶ。その最高峰の医書が「東医宝鑑」で許浚という国王の主治医が著した(1613年)。徳川吉宗は、この書物を生涯…

〈朝鮮服飾ものがたり 35〉粧刀(チャンド)

腰紐などに刺す小刀。 材料はいろいろあり、彫刻も多様である。 女性は男性より小ぶりなものを身につけ、ノリゲには、もっと小さなものをつけた。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年…