
〈朝鮮史から民族を考える 29〉在日同胞と民族(上)
2008年12月05日 00:00
生き続ける抵抗ナショナリズム 海外同胞の動態的特徴 2007年の統計によれば、世界の169カ国に居住する海外朝鮮同胞数は約704万人に達する(留学生や一般滞留者を含む)。居住国でみると中国(約276万…

〈朝大・朝鮮自然博物館 6〉鳥類・臨津江渡る統一の象徴も
2008年11月26日 00:00
コウライウグイスなど91種130点 朝鮮大学校は御存じの通り東京都小平市に位置する。玉川上水が多摩地方東西に細く、長く樹木の営みを支えている脇に、わが大学はキャンパスを構えているのだ。休日ともなると、…

〈朝鮮の風物・その原風景 15〉チゲックン
2008年11月25日 00:00
外国ではエキゾジズムと絶賛 1世紀前に朝鮮をおとずれた外国人の目に、ものめずらしく映ったもののひとつに繁華街や市場で客待ちするチゲックンがある。 チゲックンとは、荷物の運び屋、今でいうポーターである。…

〈遺骨は叫ぶ 20〉北海道・計根別飛行場
2008年11月17日 00:00
「滑走路の下に、朝鮮人の死体埋めた」 根室海峡を隔てて国後島が見える、北海道の北の果てとも言える野付郡別海町の牧場の中に、コンクリートで造られた掩体壕(飛行機を隠す所)がある。その上に上がると、緑の牧…

〈朝鮮と日本の詩人 72〉小林園夫
2008年11月17日 00:00
故郷を追われた朝鮮人よ 打ちこむシャベル 掘りおこされる土 土をのみこむトロッコ 歯を喰いしばって土を掘る 流れる汗 焦りつける太陽 渇く咽喉 軋む鞭 光る眼 遠くで兵士の演習の銃 故郷を追われた朝鮮…

〈民族楽器のルーツをたどる・ウリナラの楽器 7〉チョッテ
2008年11月14日 00:00
「萬波息笛」と呼ばれた国宝、柔らかく優雅な音色 我が国で改良されたチョッテ(煽企、腺企)には、高音チョッテ、中音チョッテ、そして低音のチョッテの三種類がある。 大きさは異なるが構造は同じだ。 チョッテ…

〈朝鮮史から民族を考える 28〉歴史教科書問題(下)
2008年11月10日 00:00
統一時代、共通の歴史認識を 東アジア共通の歴史教材 現在、日・「韓」、あるいは日・「韓」・中のいくつかの民間グループでは、日本の歴史教科書記述の誤りを正していくとともに、自国史中心的な歴史観を脱し東ア…

〈人物で見る朝鮮科学史 70〉実学の時代(1)
2008年11月07日 00:00
西洋知識の導入図った金堉など 朝鮮王朝時代の科学技術を鳥瞰した時、二つの大きな山がある。一つは前期の世宗時代の科学技術であり、もう一つは後期の「実学」である。 壬辰・丁酉倭乱とその後の清国の侵攻などに…
