公式アカウント

〈朝鮮と日本の詩人 56〉村松武司

東明王陵への道行きで 高速道路は元山へ 赤土の膚は地平に消え われらもまた地平のなかに沈みつつ。 疾走するボルボの疼き腰を浮かせて 呉委員はしずかに語る 指一本立てるしぐさ 高句麗建国、朱蒙の説話 そ…

〈ウリマルで話そう! コッポンは一年生 13〉이름이 뭐예요~お名前は?~

オンマ ウリ マール リョンスパジャヨ 엄마, 우리 말 련습하자요. オンマ、ウリマルの練習しよう。   モンジョ オンマガ ナポゴ ムロジュセヨ ネガ タパルケヨ 먼저…

〈朝鮮服飾ものがたり 61〉佩玉

朝服、制服を着て、両脇につけて歩くときに玉の音が鳴るようにするもので、玉の色が品階によって異なる。 燔青玉は3品以上の官員がつけた。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より…

〈同胞美術案内 11〉連載を終えて/たくさんの応援に励まされ

激動の時代刻印する作品の数々 「私は在日朝鮮人美術史を専攻しています」と自己紹介するたびに、「研究するほどの在日朝鮮人美術家がいるのか」とよく聞かれます。今回、連載を打診された時、「この機会を逃しては…

〈朝鮮史から民族を考える 16〉民族主義と社会主義(下)

初期共産主義への認識 マルクス主義の普及 3.1運動以後、インテリや学生・青年らは、民族解放闘争の新たな理念をマルクス主義に求めるようになっていく。朝鮮におけるマルクス主義は、国外の共産主義者グループ…

〈朝鮮と日本の詩人 55〉土井大助

「人間の手を打って下さい」 人間から生まれた人間のひとりとして 人間から生まれた人間のひとりであるはずの 日本政府の大臣さまがた こんなことがあってもいいのでしょうか  

〈関東大震災下の朝鮮人虐殺問題 2〉権力防御装置の恣意的発動

はじめに(下) 大火最中の阿鼻叫喚はいうまでもないが、鎮火直後のただ一面の焼野原には、無数の死骸が山のように重なり、川という川には数えきれぬ死体が流れていた。そして、ようやくにして死は免れたものの、飢…

〈朝鮮史から民族を考える 15〉民族主義と社会主義(上)

広範な植民地民衆の台頭 「ブルジョア民族主義」「民族資本」 3.1運動から後、1920年代に至って、民族解放闘争の主体はブルジョア民族運動から社会主義運動へと変わっていった。 朝鮮の民族解放闘争史の中…