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〈朝鮮と日本の詩人 69〉植村諦

「誰が俺の目を曇らすのか」 誰が俺の目を曇らそうとするのか 誰が俺の耳を覆おうとするのか 俺は何も彼も良く知っているのだ 此のアジアの突端に日毎に行われている 不正を、不義を、偽瞞を、圧殺を- そして…

〈人物で見る朝鮮科学史 67〉壬辰倭乱とその副産物(2)

許浚が書いた「東医宝鑑」 壬辰倭乱の戦火のなか避難する宣祖と行動をともにし、その相談相手となっていた一人の医者がいた。後に「東医宝鑑」を著す許浚である。 彼は、その道中で人々の惨状を目の当たりにして、…

〈朝鮮史から民族を考える 25〉文化財返還問題(上)

植民地支配による不法略奪 朝鮮総督府の古蹟調査事業 日本に散在する朝鮮文化財については、「韓国文化財管理局・文化財研究所」や「韓国国際交流財団」の調査、李弘稙・李亀烈・黄寿永・南永昌などの調査がある。…

〈みんなの健康Q&A〉マタニティブルーと産後うつ(上):主な症状

涙、イライラ、無気力、不安。 Q:マタニティブルーと産後のうつについてお聞かせください。 A:出産したばかりの妊婦が、出産という大仕事を成し遂げて、幸せの絶頂のはずなのに、わけもなく涙が出たり、夫のち…

〈朝鮮服飾ものがたり 83〉ルンパリ、ホファ、フックァ

舞台服飾に属する男性の靴。舞童たちが履いた。 ルンパリは、黒い熊の革地に花模様を入れたもの。 ホファは、黒い革で長靴のように作り、足の部分に赤い線を入れ、輪を飾った。 黒靴は黒革で作り烏靴とも言う。 …

〈若きアーティストたち 60〉ネイリスト・姜淳一さん

ピンク、ブルー、イエロー、オレンジ…カラフルなマニキュアを巧みに操り、ラメやラインストーンを散りばめる。男性とは思えないほど器用な手つきだ。見る見るうちに爪にアートを施していく。

〈朝鮮と日本の詩人 68〉菊岡久利

朝鮮の火を燃やす仲間 (冒頭から33行省略) わたしの知っている朝鮮の仲間たちは 平気な顔つきでいて 皆それぞれ 胸には朝鮮の火を燃やしている 屑屋をしている仲間も 鉄道敷設に沿って進む仲間も 皆 あ…

〈朝鮮服飾ものがたり 82〉女鞋

舞台服飾のひとつに属し種類も多い。 歌妓や舞妓が履いた。 「白皮鞋」という白い革で作ったものは處容舞に使い、「オビリ」は黒革で作り、つま先を尖らせ、高句麗の蓮花舞に使った。 ほかにも、花の刺繍を入れた…