
〈歴史×状況×言葉 4〉高浜虚子/憐れまれる存在ではない
2010年04月12日 00:00
「韓国併合条約」の翌1911年、高浜虚子(俳人、小説家 1874~1959)は二度にわたり朝鮮に遊んだ見聞をもとに長編小説「朝鮮」(「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」の両紙に連載)を書いた。俳人として、…

〈渡来文化・その美と造形 11〉古墳壁画-四神図
2010年04月05日 00:00
1972年、奈良県明日香村の高松塚古墳から極彩色の壁画が発見された。石室四面の壁に四神図と男女の人物像、天井には金箔の星を朱色の線でつないだ星宿(星座)が描かれていた。 1983年には高松塚に近いキト…

〈続・朝鮮史を駆け抜けた女性たち 15〉「恨中祿」を著す/獻敬王后洪氏
2010年04月02日 00:00
50年にわたる記録 「恨中祿」は、朝鮮王朝第22代王-正祖(李=正祖の本名)の母であり、謀反の疑いありと断じられ21代王英祖によって米櫃に閉じ込められ餓死した世継ぎの王子思悼世子の妃ー獻敬王后洪氏(1…

〈高句麗の豆知識 1〉日本で知られていない高句麗
2010年04月02日 00:00
4世紀末の高句麗、百済、新羅の三国領域図 近ごろ「高句麗」が話題になっている。朱蒙や淵蓋蘇文がテレビドラマで人々を魅了している一方、中国では「東北工程」とかいうプランで、高句麗は中国史の一部であると言…

〈渡来文化・その美と造形 10〉法隆寺金堂-四天王像
2010年03月29日 00:00
金堂の釈迦三尊像の須弥壇上の四隅に、日本最古の四天王像、持国天・増長天・広目天・多聞天が安置されている。四天王は、邪鬼を踏まえて武器などを手にした武人の姿で表現され、それぞれ東西南北全方向からの仏法守…

〈朝大・朝鮮歴史博物館 7〉朝鮮の三国時代 4/徳興里壁画古墳
2010年03月26日 00:00
大展示室のなかでひときわ目立つものが徳興里壁画古墳の原寸大模型である。1976年に南浦市江西区域徳興里で発見されたこの古墳は、著名な高句麗壁画古墳のひとつといえる。余談ではあるがこの古墳は、発掘者の考…

〈徐千夏先生の保健だより 3月〉心肺蘇生法をならったよ!
2010年03月24日 00:00
毎年、卒業を控えた尼崎朝鮮初中級学校中級部3年生は体育授業の一環として消防署の指導による心肺蘇生法の講義を受けることが恒例になっています。 この日は私も一緒に参加させてもらいました。心肺蘇生法とは、人…

〈渡来文化・その美と造形 9〉法隆寺-玉虫厨子
2010年03月23日 00:00
「厨子」は、仏像や舎利、経典などを納める仏具で、室内に安置する。玉虫厨子は実在の寺院建築の概観を模したもので、古代日本建築を知る上でも重要な位置を占める。また、当時の金工、木・漆工の優れた技術を示すも…