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〈朝鮮仏教と私たち 17〉後期新羅の名僧・元暁(下)

元暁和尚は独自に研究を重ね経・律・論の三蔵と大乗・小乗すべての経典に通暁し、仏教を総合的に体系化した独自の「和諍思想」を創りあげ朝鮮仏教の土台を築いた。元暁の著述は質・量ともに超人的で100余部、24…

〈朝鮮民族の美 11〉青磁象嵌 雲鶴丸文瓶(13世紀)

中国の青磁が均衝のとれた典雅な美しさを誇るとすれば、高麗の特色として誇ることができるのは、釉色の美しさと、細工の精妙さとともに、中国の陶磁器に見られない「象嵌青磁」の発明と完成である。 それでは象嵌青…

〈朝鮮民族の美 10〉蓮唐草文浄瓶(12世紀)

10世紀に、中国越州窯の秘色青磁にならって作り始められた高麗青磁は、12世紀に入って、前回紹介した「瓜形瓶」のような、中国越州窯の秘色青磁の美しさを凌駕する翡翠(カワセミ)の羽の青みにたとえた「翡色青…

〈歴史×状況×言葉 19〉金史良(中)/パルチザンとして最後まで戦闘か

前回の記事が本紙に掲載された後、ある読者から金史良の経歴について次のような情報提供をいただいた。提供者は3年ほど前に朝鮮を訪問した際、2000年の6.15共同宣言以後に作成された人民軍関係の資料を目に…

〈朝鮮仏教と私たち 15〉渤海の仏教

高句麗の後継国、日本とも交流 渤海(698~926)は、高句麗の後継国である。高句麗と渤海のかつての領土は鴨緑江、白頭山、豆満江をすべて含んでいた。

〈朝鮮仏教と私たち 14〉日本への伝法(3)

法隆寺金堂壁画描いた曇徴 仏教は飛鳥時代(仏教伝来以降法隆寺被災の670年まで)、白鳳時代(670~710)を通じて日本全国に広がった。

〈朝鮮民族の美 9〉青磁「瓜形瓶」(国宝)(高麗時代1146年以前)

高麗青磁は10世紀から作られ始めるが、発展期の11世紀には、窯場は西海岸の江華島、今のソウルの南部の始興、そしてさらに南方の扶安、高敞、霊岩を経て、次第に西南端の康津が官窯磁器所の集中地帯となってゆき…

〈ハングルの旅 7〉表記可能な文字は1万1,172個

発音できる音(おん)は? 訓民正音創製当時、母音字11、子音字17の合計28字で創られた新文字は、時代の流れの中で起こった音の変化により、その後使われなくなったものや、新たに加えられたものがあって、現…