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〈朝鮮歴史人物〉高句麗を輝かせた曇徴(4)

生まれ育った故郷とその地に対する懐かしさで夜も眠れないでいたある日の夜、曇徴はすでに精製しておいた色彩の材料を一つひとつ試したうえで、努めて自分を落ち着かせて壁面に向き合った。しかし、依然として気持ち…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗を輝かせた曇徴(2)

百済の学者、王仁は日本に渡り、文字を知らない当地の人々に初めて「千字文」を教えたし、高句麗の僧で医者である慧慈は大和王権の執権者、聖徳太子の師として活動したとされる。 曇徴も日本からのたび重なる招請を…

第42回在日朝鮮学生美術展/自由で斬新、レベル高い作品

第42回在日朝鮮学生美術展(東京展)が9月12~17日まで埼玉会館(埼玉県さいたま市)で開催された。東京展では、特別企画「平和のパレード」(北南、日本の子どもたちの絵画交流)も展示され、開催期間、会場…

〈若きアーティストたち 96〉美容師・金明香さん

挫折から成功へ〝環境は自ら作っていくもの〟/いずれは自分のお店を構えるのが夢 都営浅草線「西馬込駅」(東京都大田区)で下車。住宅街の中へと進み、急坂をのぼりきるとさらに急斜面の大尽坂を下る。そうして駅…

東京朝鮮歌舞団、群馬県内の保育園14ヵ所で公演

18年目の交流会、子どもたちも大喜び 東京朝鮮歌舞団が9月1日から12日まで群馬県内の保育園14ヵ所を回り、公演を行った。公演には、園児、学父母、教職員など約3,000人が観覧するなど大きな反響を呼ん…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗を輝かせた曇徴(1)

埠頭は旅立つ者、見送る者でごった返していた。 曇徴は、多くの僧侶たちに守られながら黙々と埠頭へ入っていった。周囲の喧騒などは気にもとめず、遠い海の彼方を眺めながら歩く彼の足取りはどことなく重かった。 …

若手、学生医療人のつながり深める/コリアン医療・福祉フレッシュセミナー2013

8月31日~9月1日にかけて名古屋金山プラザホテルにて「コリアン医療・福祉フレッシュセミナー2013」が開催され、約70人の同胞医療人、医療・福祉を専攻する同胞学生たちが集まった。在日本朝鮮人医学協会…

〈朝鮮民族の美63〉李寅文「断髪嶺より金剛山を望む図」

これは同じ江原道の内陸部の断髪嶺(824㌢)から、東方へ約15キロ離れて横たわる金剛山(主峰1638センチ)の山々を望む図である。 昔はソウルや開成から200キロ近くの道を歩き、太百山脈に分け入り、断…