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〈朝鮮民族の美81〉狗足盤(개달반):朝鮮の膳(소반)①

中学(旧制)を卒業して東京に進学し、学校のある渋谷区駒場の近くを散歩中、偶然入った「日本民芸館」に展示されている初めて見る白磁の壷を眺めていると「李朝白磁はお好きですか」と話しかけた婦人がいた。

〈人・サラム・HUMAN〉フォトジャーナリスト/桑原史成さん

“死に物狂いの生き方”貫いて 半世紀あまり、フォトジャーナリストとして、水俣を皮切りに朝鮮半島、南ベトナム、ロシアなど世界を飛び回った。77歳。 今回、写真展「不知火海」と写真集「水俣事件」が第33回…

朝鮮大学校美術科卒業生たちによる企画展/東京・新宿で開催

若き在日朝鮮人アーティストたちの挑戦/”朝鮮大学の美術棟から始まる新たな流れ” 4月18日から5月17日まで、新宿区矢来町のアートギャラリー「eitoeiko」で朝鮮大学校教育学部美術科を卒業した5人…

〈Strangers In Pyongyang 3〉羊角島ホテルで出会った泣き上戸の男/北岡裕

朝鮮伝統の禁煙法? 「日本からのお客さん、お酒は飲まれないのですか」。ふらりと冬の夜の羊角島国際ホテルのバーに入って来たその男性は、羊角島国際ホテルの名物だという、黒生ビールの入ったジョッキをあっとい…

辺見庸さんにはげまされた/張永祚

4月14日付本紙、辺見庸さんの長文インタビュー記事を諭されるような気持ちで一気に読んだ。貴重な一冊の本を丸々読んだ感じである。日本が朝鮮で何をやったのかを忘れ、いわば「歴史認識におけるクーデター」が起…

〈歌舞団の舞台裏 8〉福岡朝鮮歌舞団

純粋でひたむき、まっすぐな心/差別に勝つ芸術の力信じて ある1枚のDVDを手にした。そこには、天に向かいまっすぐ伸びる蓮の花のように、朝鮮人として誇らしく生きていきたいという思いを込めて舞台に立つ二人…

〈朝鮮民族の美80〉到彼岸寺 毘盧遮那如来坐像⑫

朝鮮では8世紀の中葉から、石窟本尊が示すような降魔觸地印像と、この図の示すような智拳印像が、高麗から朝鮮朝時代に至るまでの主流となった。 また、8世紀中頃から鉄仏が作られはじめ、さらに像に銘文を持つも…

〈世界卓球〉「我らの願い」に震えた夜/北岡裕

赤いシャツを着こみ、手には共和国旗。日本人の私が5月1日に行われた世界卓球南北戦の朝鮮側応援席に座ったのは、某雑誌社の観戦記取材のため…、もあるが、実は朝鮮ポップス鑑賞がその大きな目的だった。