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〈本の紹介〉慰安婦問題の解決のために アジア女性基金の経験から/和田春樹著

償いとは何か 1994年、村山富一氏を首相とする三党連立政権が誕生し、同年8月31日に、「慰安婦」問題と関連して「心からの深い反省とお詫びの気持ち」を表明する村山談話が発表された。その後、「女性をめぐ…

書評コロキウム「琉球・朝鮮・『島嶼』へと、植民地併合の歴史を問う」/東京外大

朝鮮・琉球併合にみる日本の植民地主義 書評コロキウム「琉球・朝鮮・『島嶼』へと、植民地併合の歴史を問う」が5月30日、東京外大(東京・府中市)で行われ、約70人が参加した。 今回のコロキウムでは、「近…

〈朝鮮紀行《食》 12〉本場、平壌冷麺

  世界中で愛されている麺の起源は南北朝時代(3~6世紀頃)の中国であると言われ、その後アジア各地に伝播したものと考えられている(「文化麺類学ことはじめ」石毛直道著)。 麺は製麺法によって、…

〈世界遺産・開城よもやま話 12〉/新儒学による新しい学風

仏教に反対する思想的武器 王建の「訓要十条」にあるように高麗はその全時代を通じて仏教を厚く庇護したがその弊害も少なくはなかった。992年開京に「国子監」を設置し、地方に郷校を設置して儒教を普及したのは…

〈歴史を背負って生きる 17〉キムチ細腕奮闘記(下)

パッモゴンナ/誰彼となくいう/ハルモニの口癖/学校にも行けず/字も知らず/ただこの一言に愛を込めた/子どもの頃/食べるものがなく/お腹を空かせて泣きじゃくった日々が/骨身に染み/辛くて悲しいことは2度…

〈若きアーティストたち 109〉アート・コンシェルジュ/曺康一さん

「在日の感性」研ぎ澄まし/時代の求める作品を探し出す 大阪・生野コリアンタウンの最寄、今里駅を降り、焼肉の匂いがただよう路地を抜けると、どこからか聞こえてくる耳慣れたチャンセナプの音色。待ち合わせ場所…

〈人・サラム・HUMAN〉朝青兵庫ポジャギ教室責任者/金里香さん

1世の息吹、針に込め 高麗時代から王候貴族に愛用され、庶民に広がった朝鮮半島の伝統工芸「ポジャギ」。朝青兵庫では2013年のサマーフェスタで行ったポジャギ講座をきっかけに、同年11月から月に1回、ポジ…

日本軍性奴隷制被害者を追った映画公開/土井敏邦氏に聞く

“加害国のジャーナリストとしての責務” ジャーナリストの土井敏邦氏が日本軍性奴隷制の被害者たちを追ったドキュメンタリー映画「“記憶”と生きる」が、今夏公開されている(7月4日~アップリンク)。長年、イ…