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〈本の紹介〉朝鮮文化史-歴史の幕開けから現代まで/キース・プラット著

「朝鮮性(コリアンネス)」とは何か 本書は、朝鮮半島の文化を古朝鮮から現在までの通史で辿る、英語圏では初の試みである。英国人である著者は、「近現代朝鮮の国家とその精神の形成、発展」を文化から解き明かす…

民族自主の精神、今に繋ぐ/熊本で3.1運動100周年記念講演会

「『3.1独立運動100周年』記念熊本合同講演会」が1日、熊本国際交流会館(熊本市)で行われた。同会は、県内の同胞と日本市民らによる「熊本『3.1合同講演』実行委員会」主催の下、総聯熊本県本部、総聯鹿…

【インタビュー】1世ハルモニらの作文が書籍化/編著者に聞く

わたしもじだいのいちぶです 19年1月、識字学級に通い日本語を学んだ在日朝鮮人1世のハルモニらが綴った作文が書籍化された。「わたしもじだいのいちぶです―川崎桜本・ハルモニたちがつづった生活史―」。 時…

朝鮮3.1独立運動の記憶~朝鮮と日本における国際法の受容と実践の異なる位相/康成銀

朝鮮3.1独立運動100周年を迎えて、3.1運動の体験がどのように記憶されてきたのかについて考えてみたい。その際、国際法の受容と実践のあり方における朝鮮と日本との位相の違いに注目してみたい。 1) 3…

3.1独立運動と日本帝国による朝鮮語抹殺/朴宰秀

100年の時を経て蘇る極悪非道な亡霊 今日、3月1日、3.1独立運動100周年を迎えた。 20世紀初頭、朝鮮を占領した日本は、最も野蛮な植民地統治で朝鮮民族の自主権と生存権を無惨に踏みにじった。朝鮮人…

〈本の紹介〉わたしもじだいのいちぶです/康潤伊・鈴木宏子・丹野清人 編著

作文に秘められた足跡 場所は川崎・桜本、共生を目指す市民たちの交流施設「市ふれあい館」がその舞台だ。本書で紹介される識字学級は、約30年前から同館で営まれており、朝鮮にルーツを持つものや日系1世のもの…

〈学美の世界 5〉表現は、軽やかに越境する/金明和

学美は、技術や規範に囚われるのではなく、子どもが自らの体験や社会と向き合い感じ考えたことを表現する「子どもの自己決定」の場である。 表現とは本来、自分以外の他者と分かち合うことのない、一般化されない自…

【寄稿】冬の日のある夕べの音楽会―盧相鉉ピアノ演奏会に招かれて―

先日(1月23日)の夕方、東京・立川で「第23回朝鮮大学校教育学部音楽科在学生・卒業生合同音楽会」という催しがあり、寒い中を、招待状を手に出かけた。 プログラムによれば、パートⅡが「盧相鉉ピアノ演奏会…