
〈取材ノート〉駒大問題を取材して
2021年07月29日 09:00
駒澤大学に在学中の在日朝鮮人学生が、学生証の記載を「通称名」から本名に変えようとした際、大学側がその申し出を拒否し変更の条件として「お詫び」を求めた事件。今回、被害当事者の告白によって事件が明るみにな…

短編小説「幸福」2/石潤基
2021年07月28日 08:00
「あら、どうしましょう? ご飯はすぐ炊けるけどおかずがなんにもないわ……」 「何をつまらん心配をしている。あり合わせのものでいいさ」 「だって、本当に久しぶりにいらしたのに、おもてなしもできなくてはも…

短編小説「幸福」1/石潤基
2021年07月26日 08:00
外科医として広く知られるようになった申亨鎮は、私の中学時代の同級生で、40を過ぎた今日まで、少年時代からの変わらぬ友情を交わしてきた、竹馬の友の一人である。

〈ものがたりの中の女性たち 47〉今戻りました/麟平大君夫人呉氏と成川妓生得玉
2021年07月25日 08:00
あらすじ 事件直前の春、麟平大君の家の婢が親戚に会いに数百里ほど行ったところで突然発狂し、人間とは思えないものすごい速さで走って帰って来ると、高い塀を飛び越え麟平大君の位牌を安置してある祠堂の前で号泣…

〈群馬追悼碑裁判〉8月26日に控訴審判決/勝訴に向け市民らが集会
2021年07月22日 07:30
歴史修正主義に歯止めを 県立公園「群馬の森」(群馬県高崎市)にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑をめぐり、県が設置期間の更新を不許可としたのは違法だとして、碑を設置した「『記憶・反省そして友好』の追悼碑を…

短編小説「道づれ」22/キム・ビョンフン
2021年07月21日 08:00
「おじさあん――」 と呼びながら彼女が駆けてきた。私の前に立つともじもじしながらこう言った。 「おじさん、あのう、郡党委員会に提起するとき、管理委員長さんの話は言わないでくださいね……」 「どうしたん…

〈本の紹介〉記憶기억を拓く 信州 半島 世界/信濃毎日新聞社編集局編
2021年07月20日 15:38
相互理解と連帯のヒント 昨年11月末、「平和」と「協同」に関する優れた報道や業績を残したジャーナリストらを顕彰する「第26回平和・協同ジャーナリスト基金賞」が発表され、大賞に信濃毎日新聞社編集局の「連…

短編小説「道づれ」21/キム・ビョンフン
2021年07月19日 08:00
明淑は何か深いもの思いに沈んだ眼差しでそれらを眺めていた。川の冷気を含んだ風に、彼女の服のすそやネッカチーフや後れ毛がしきりになびいている。さんさんと降りそそぐ太陽が明淑の全身を柔らかく包んでいる。や…

