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性奴隷制研究の権威、中央大・吉見教授が最終講義

歴史に向き合い続けた40余年 日本近現代史の研究者で、日本における「慰安婦」制度(性奴隷制)研究の第一人者として知られる吉見義明氏(70)が、41年間務めた中央大学教授を今年度で退任することになり、最…

〈本の紹介〉飾らず、偽らず、欺かず―菅野須賀子と伊藤野枝/田中伸尚著

国家的虐殺の痕跡克明に 女性の解放と自由を求めペンをとり、声をあげた二人の女性が、時の国家権力によって虐殺された。本書は、大逆事件で刑死した管野須賀子と、関東大震災後の混乱の中で憲兵隊によって虐殺され…

「在満」朝鮮人集団移民の記憶/李光平

日本軍警の迫害下、抗日の拠点に 1930年代、日本帝国主義支配下にあった中国東北部(「満州」)には、すでに植民地となっていた朝鮮から、独立運動の展開のため、あるいは失った生活の基盤を求め、数万人に及ぶ…

吉見裁判/地裁に続き請求棄却

法の公正性問われる不当判決 日本軍「慰安婦」問題を研究する吉見義明・中央大学教授が、自身の著作物について「捏造」と主張した桜内文城・元衆院議員(無所属)の発言が名誉毀損にあたるとし、1千200万円の損…

吉見裁判/高裁判決言い渡し迫る

“研究者の名誉守る判決を” 日本軍「慰安婦」問題研究の第一人者である中央大学の吉見義明教授が、2013年7月26日に日本維新の会(当時)の桜内文城衆議院議員(当時)を名誉棄損で訴えた裁判の控訴審判決が…

国際シンポジウム「植民地を移動した『在満』朝鮮人の生活と抗日」

「在満」朝鮮人の痕跡伝える 国際シンポジウム「植民地を移動した『在満』朝鮮人の生活と抗日~その記憶と痕跡を移民史・オーラルヒストリーでたどる~」(主催=科学研究費基盤研究(B)研究プロジェクト「日本/…

トーク&ミニ家族写真展/在日朝鮮人、被差別部落、アイヌなど

マイノリティー女性の現代史 「家族写真」を通して歴史をたどり、立場や背景の異なる者同士が互いに理解を深め合う女性たちの取り組みが1冊の本にまとめられた。本には、在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、フ…

近代教育制度の確立と金日成総合大学/任正爀

創立70周年に際して 南北朝鮮を代表する大学といえば、金日成総合大学とソウル大学校である。両校の開学は同じ1946年10月、それは偶然ではなく当時の政治的状況が関係している。それはどのようなものなのか…

ビルマ慰安所の過酷な実態に焦点/wamで特別展

文玉珠さんの足跡と共に 東京・新宿区のアクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)では現在、「地獄の戦場・ビルマの日本軍慰安所~文玉珠さんの足跡をたどって~」と題した特別展が7月から…

〈2016・風景に抗う 8〉「朝鮮人虐殺」の史実明記へ/横浜市・副読本改訂問題

横浜市教育委員会が発行する中学生向け副読本の原案に、従来あった関東大震災時の朝鮮人虐殺の記述がないことが6月30日、市民団体の情報公開請求によって明らかになった。その後、歴史学者や市民らの抗議が相次ぎ…