〈人物で見る朝鮮科学史 11〉広開土王とその時代(番外編)
2006年05月22日 00:00
筆者が教壇に立つ朝鮮大学校は今年で創立50周年を迎えた。それを記念して朝鮮から付属歴史博物館に多数の歴史遺物が贈られてきたが、最も貴重な一品は古朝鮮独自の青銅文化を実証する琵琶型短剣で、関係者によれば…
〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 9〉独立闘士・南慈賢
2006年05月02日 00:00
南慈賢(ナムジャヒョン)は封建的な儒学者の妻から抗日解放運動の闘士となり文字どおり自分の身を削って闘った女性である。 彼女は1872年、慶尚北道英陽郡で生まれた。父、南廷漢(ナムジョンハン)は、李朝の…
〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 3〉満月台と南大門
2006年05月01日 15:00
開城を訪れた人は、まず満月台に案内されるだろう。古都・開城の顔でありシンボル的存在であるばかりでなく、過ぎ去った華やかな歴史の追憶を鮮やかに示してくれる。空を突くようにそびえ立つ名峰・松嶽山のゆるやか…
〈人物で見る朝鮮科学史 10〉広開土王とその時代(下)
2006年04月28日 00:00
中国・吉林省集安に、広開土王の遺志を継ぎ高句麗の領土を拡げた長寿王の墓といわれる「将軍塚」がある。底辺約34メートル、高さ約13メートルの7段からなるピラミッドのような積石陵墓である。むろん世界遺産に…
朝鮮法律家委が白書で論証、「独島は朝鮮民族固有の領土」
2006年04月22日 08:07
朝鮮中央通信によると、朝鮮法律家委員会は18日、独島が朝鮮固有の領土であることを論証する次のような白書を発表した。 日本当局は、2007年から使用される国内の高校の教科書に独島が「日本の領土」であるこ…
〈人物で見る朝鮮科学史 9〉広開土王とその時代(中)
2006年04月14日 00:00
「天文」とは天空で起こる現象を意味する言葉で、それと類似の地表水の存在と運動変化を意味する「水文」や「人文」という言葉もある。天文学とは文字通り天文知識が体系化されたものであるが、留意しなければならな…
〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 8〉社会主義女性闘士・鄭鐘鳴
2006年04月03日 00:00
鄭鍾鳴は、民族の独立と女性解放のために最前線で闘った社会主義女性闘士である。 独立闘士の母 彼女は、朝鮮に対する日本の侵略が日一日と迫って来ていた1896年、ソウルの貧しい家庭に生まれた。父は独立運動…
〈人物で見る朝鮮科学史 8〉広開土王とその時代(上)
2006年04月01日 00:00
紀元前277年の建国といわれる高句麗は、676年に新羅・唐の連合軍によって滅びるまでの約1000年間、東方の強大国として君臨した。東明王こと高朱蒙を始祖として28代の王を数えるが、その最盛期は19代の…
〈人物で見る朝鮮科学史 7〉古朝鮮から高句麗へ(番外編)
2006年03月25日 00:00
科学史のおもしろさは、科学技術発展を成し遂げた人たちの創意工夫と、そこに秘められた人間ドラマにある。これは科学史研究それ自体にも当てはまるが、今回は番外編として、それと関連するエピソードを紹介したい。…
〈人物で見る朝鮮科学史 6〉古朝鮮から高句麗へ(下)
2006年03月19日 00:00
ギリシャ神話に、人間に火を与えゼウスに罰せられるプロメテウスの話がある。東洋の慈悲深い神様に対して、西洋の神様はどうも血なまぐさい気がしてならないのだが、それはさておき、この神話は火がいかに貴重なもの…