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〈くらしの周辺〉夏の終わりに思う/李圭学

夏バテ解消にはやはり朝鮮料理だろう。唐辛子やニンニクを食材として用いた祖先の知恵には畏敬の念をおぼえる。味もさることながら栄養面においてもスタミナ抜群ということは周知のとおりだ。 私にとって、格別の一…

〈スニムのいい話 17〉なぜ月にウサギが?

月にウサギがいると言われるのは、おとぎ話や昔話からきたのでしょうか? 地球から見る月の模様が、ウサギが餅をついているように見えるからでしょうか? 模様がウサギならとんでもない巨大ウサギです。でもアポロ…

〈スニムのいい話 16〉トックッとソンピョン 2

朝鮮ではチュソク(秋夕、旧暦の8月15日)にソンピョン(松餅)を食べます。豊穣を祝い先祖に感謝しお供えします。 ソンピョンは、その年に収穫された新米で作ります。水を加え練り上げてから、なかに豆や栗を入…

〈スニムのいい話 15〉トックッとソンピョン 1

朝鮮では古くから旧暦の正月にトックッ(白餅汁)を、秋夕(旧暦8月15日)にソンピョン(松餅)をご先祖様にお供えし、食べてきました。在日同胞もトックッやソンピョンを食べていますが、そこにはどんな意味があ…

〈くらしの周辺〉新しい仲間/李圭学

最近家族に仲間が増えた。末娘が社会見学に行ったおり、子ザリガニを土産に持って帰ってきたのだ。 傍で三日坊主だろうと高を括って見ていたが、どうも状況がいつもと違う。娘たちの熱の入れよう、常に部外者であっ…

〈スニムのいい話 14〉ミツバチの法則

チェサ(祭祀)ではお酒や食べ物をお供えします。でもご先祖様はお供え物を食べているのでしょうか? それを説明するのがミツバチの法則です。 ミツバチが蜜を吸う前も後も花の外見にはまったく違いがありません。…

〈スニムのいい話 13〉アボジは神様

朝鮮にとってゆかりの深い仏教と儒教、これらは何がどう違うのでしょうか。答えは、仏教は仏を祀り、儒教は神を祀るということです。 仏教とは、完成された人間になること、すなわち仏様の教えである悟りを得ること…

〈スニムのいい話 12〉魚東肉西

「魚東肉西」とはチェサ(祭祀)でのお供え物の置き方を表しています。 チェサは先祖がいる北を向いて行います。無理な場合は屏風を置きます。屏風を置いた方向が北になるからです。昔は北極星が宇宙の基準と思われ…