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〈くらしの周辺〉アイヌの若者の集い/藤代隆介

先日、「アイヌ民族若者の集い」に参加してきた。 北海道はもともと彼らの土地であったものを、日本の明治時代の侵略によって私たちが住むようになった経緯がある。

〈スニムのいい話 33〉お坊さんが一番うそつき

仏教の開祖であるブッダ(本名=ゴーダマ・シッダールダ)は生涯、うそをつき続けました。 およそ2500年前、釈迦族の王子として生まれたブッダは、29歳のとき、生きることに矛盾を感じ、すべてを捨てて山で厳…

〈スニムのいい話 32〉自殺は「社殺」

日本では毎年、約3万人の自殺者がいると報道されています。一日約100人です。戦争よりもテロよりも悲惨なことですが、メディアの取り上げ方や、「自殺」という表現には疑問を感じます。 人は生きるために生まれ…

〈スニムのいい話 31〉大安と仏滅

涅槃図(ねはんず)を見たことがあるでしょうか。お釈迦様が亡くなった姿を描いた絵です。娑羅双樹の下で頭を北にして右脇を下にし、極楽浄土のある西を向いた状態で、悲しむ弟子や生き物に囲まれています。 涅槃と…

〈スニムのいい話 30〉仏は心のナイフ

ナイフは古代の人類が最初に使った道具です。石や動物の骨を打って鋭利にして、獲物を捕まえたり、実を採ったり、調理したりするのに使いました。 人が生活するうえで欠かせないナイフですが、時に人の命を奪う武器…

〈くらしの周辺〉おおきに!/李圭学

大変だ、大変だ、朝から高熱だ! 世間を賑わせている、かのインフルエンザにかかったのじゃないかという焦り。 生徒を率いて関西地方を回った時のことだ。行程どおりいけばその日は奈良の寺院仏閣を訪ねるはずだが…

〈スニムのいい話 29〉「あげる」ができない

お布施というものがありますが、これはお寺やお坊さんにあげるお金のことではありません。布施とは一般的に自分が持っている物を人にあげることを言います。 こんな話があります。 ある青年がブッダに「目玉がほし…

〈スニムのいい話 28〉間抜けが人

人間とは、いったい何でしょう。 人は一人では生きていけません。互いに支え合って生きていかなければなりません。「人」という字も人と人とが支え合う形をしています。それぞれに間があり、人と交わることで生きて…