公式アカウント

〈くらしの周辺〉博多の屋台で/劉英治

帰れる場所は多いほどよい。 1月末に少し遅めの冬休みを取り、地元福岡に帰省する楽しみのひとつは屋台に行くことである。 元々そこは父の行きつけで、大将とは30年近い付き合いがあるという。成人してほどなく…

〈くらしの周辺〉変化の「形」/李東一

夏の約1カ月間、学生の引率で祖国を訪問した。約2年ぶりの街並や風景から、祖国の人民に以前以上の明るさと活気が満ちている印象を受けた。特にそれを、楽観的な展望と前進への確信を語る祖国の大学生たちとの交流…

〈くらしの周辺〉「加害」と「被害」の意識/李東一

「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ」とはいかないが、ほぼ毎日自転車通勤をしている。健康や節約のためでもあるが、東京は坂道が多いので所謂「ママチャリ」ながらも風をきって走ること自体が結構心地良い。 しかしその心…

〈くらしの周辺〉「韓流」≠共生社会/李東一

最近、映画やテレビ、女性週刊誌などで「韓流」が現象化している。 さらに「韓流」は共生社会実現の証拠だ、との早とちりな意見が受けられるほどだ。 振り返るとキョンシー等の「中国ブーム」があったし、「アムロ…

〈くらしの周辺〉よく見る夢/朴英二

最近、自分が朝青職員だった頃の夢をよく見る。多くの朝青員たちの中に自分がいて、何かメッセージを伝えようと一生懸命になっている夢や、焼肉を食べながら話をしている夢.。朝大を卒業して7年間専従職員として活…

〈くらしの周辺〉点と線/朴英二

ハッキョの演奏会や市民団体のイベントなどでよく耳にするSMAPの「世界に一つだけの花」。この曲は「No.1にならなくてもいい~もともと特別なOnly1~」という歌詞が、多くの人に共感を得て大ヒットした…

〈くらしの周辺〉コリアン文化/朴英二

「宅急便でーす」 家に届いたダンボール箱の中にはビデオテープがどっさり。ラベルには「韓国ドラマ1~20話」と書かれている。アボジがプロ野球中継を見終わると、オモニと妹はハンカチを片手に2、3時間はテレ…

〈くらしの周辺〉変わらないウリパンチャン/朴英二

ナムル、トルキム、キムチが大好きな子どもはうちの息子だけではないと思う。 もうすぐ2歳になるわが息子は、食卓に並ぶウリパンチャンをいつも欲しがる。 ナムル、トルキムは食べさせても、キムチは辛すぎてあげ…