
〈取材ノート〉同胞に力与える青商会
2011年06月13日 13:51
ある取材で同胞社会の未来について激論する場面に出くわした。「学校も同胞社会も大きい所だけが残る」という意見に反発する同胞青年たちの姿があった。 「1世はゼロからすべてを作った。われわれはゼロではない。…

〈くらしの周辺〉予測できない死の悲惨さ/許勇虎
2011年05月06日 00:00
6年前の4月25日、105人もの犠牲者を出したJR宝塚線脱線事故が起きた。新聞やテレビでは事故を扱った報道が何度も繰り返されている。実はこの列車、私が毎日通勤で利用していた列車だった。前夜からの高熱(…

〈くらしの周辺〉また、救援隊として/許勇虎
2011年04月07日 00:00
「こんな日がまた来るとは。来てほしくなかった」。悪路の東北自動車道、宮城、福島のハッキョに向かうトラックの中で何度も思った。阪神淡路大震災の時、私は22歳で朝大生だった。未曾有の大震災で苦しむ同胞たち…

〈続・おぎオンマの子育て日記 9〉考える人
2011年04月01日 16:35
お年玉は、好きな物を1つ買って、残りを貯金することにした。チユニはドラムのスティックを買い、畳や辞書を、日々せっせと叩いている。サンホは「ギネスブック」を買った。

〈くらしの周辺〉妻への想い/許勇虎
2011年02月04日 00:00
東京へ単身赴任して5カ月。エスカレーターの立ち位置(大阪は右側、関東圏は左側)や迷路のような鉄道路線図への戸惑いは薄れてきたが、どうしても慣れないのは一人暮らしだ。3人の子どもたち、とりわけ1歳になっ…

〈続・おぎオンマの子育て日記 8〉先生の思い出
2011年01月14日 16:36
家を一歩出ると、十軒の家に囲まれた急坂の袋小路である。足こぎの小さな車を持って20メートル程のその坂を駆け上がって車にまたがり、猛スピードで滑り降りることが、幼い頃サンホのお気に入りの遊びだった。真冬…

〈続・おぎオンマの子育て日記 7〉芸術コンクール
2010年12月03日 16:38
1年前の夕方、下の2人を連れて車でどこかへ行った帰り道に交差点で信号待ちをしていた。すると、手前の駅の方から線路沿いの道を歩いてくるチユニが見えた。チマ・チョゴリの上に紺色の体操服を着て、無意味に重い…

〈くらしの周辺〉植民地支配と分断をつなぐ/鄭祐宗
2010年12月03日 00:00
「韓国併合」から100年。そして分断。私たちにとって決して忘れてはならない大切な事実。 それは、植民地支配からの解放と独立という1945年以後の朝鮮現代史が、解放された朝鮮の側が連合国によって分断され…