公式アカウント

〈スニムのいい話 15〉トックッとソンピョン 1

朝鮮では古くから旧暦の正月にトックッ(白餅汁)を、秋夕(旧暦8月15日)にソンピョン(松餅)をご先祖様にお供えし、食べてきました。在日同胞もトックッやソンピョンを食べていますが、そこにはどんな意味があ…

〈スニムのいい話 13〉アボジは神様

朝鮮にとってゆかりの深い仏教と儒教、これらは何がどう違うのでしょうか。答えは、仏教は仏を祀り、儒教は神を祀るということです。 仏教とは、完成された人間になること、すなわち仏様の教えである悟りを得ること…

〈スニムのいい話 12〉魚東肉西

「魚東肉西」とはチェサ(祭祀)でのお供え物の置き方を表しています。 チェサは先祖がいる北を向いて行います。無理な場合は屏風を置きます。屏風を置いた方向が北になるからです。昔は北極星が宇宙の基準と思われ…

〈スニムのいい話 11〉桃太郎はなぜ桃から生まれた?

桃から生まれた桃太郎が鬼退治する童話がありますが、なぜ桃なのでしょう? 朝鮮では昔から、チェサ(祭祀)で桃はお供えしません。桃の皮の表面に毛がついていて醜いからとか、お尻を連想させるからと言う人もいま…

〈スニムのいい話 10〉桃太郎と朝鮮

桃太郎の童話は朝鮮と深い関係があります。その謎を十二支が解いてくれます。 十二支は方角を表すのにも用いられます。北に子を置いて時計回りに進めると、東が卯、南が午、西が酉。丑と寅の間の方角は北東ですが、…

〈スニムのいい話 9〉干支は60種類 2

本来、干支は60種類。だから同じ干支は60年後。自分の「本当の誕生日」が来るのは60年に一度です。ファンガプ(還甲、回甲)は、甲子(きのえのねずみ)から始まる干支が一周したことを意味します。「本当の誕…

〈くらしの周辺〉朝鮮語で話す/呂世珍

日頃から息子たち(7歳と5歳)とは朝鮮語で話している。私が子どもの頃は祖国へ行くのは夢物語であり、その頃、朝鮮語は実用性よりも、民族心の象徴として学んだものだった しかし時代も変わり、高3の修学旅行で…

〈スニムのいい話 8〉干支は60種類 1

干支(えと)と言えば十二種類あると思われがちですが、本来は木、火、土、金、水の五行を陰と陽に分けた十干(じっかん)と、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、.、亥(い)の十二支(じゅうにし)を組み合わせた…