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〈続・おぎオンマの子育て日記 15〉「大丈夫」と言われても

1カ月前、サンホが膝から血を流しながら帰ってきた。駅から家までの坂道を、ミリョンと近所のキョンセンと3人で歩いていると、数人の中学生にからかわれたらしい。ケンカをしても勝ち目はない。しかし腹は立つ。少…

〈くらしの周辺〉「ウリハッキョ チキジャ」/李忠烈

「ウリハッキョ チキジャ!(守ろう!)」。女の子のナレーションが場内に響いた瞬間、熱いものが私の頬を伝った。

〈続・おぎオンマの子育て日記 12〉貴い小さな命

大阪の東の果て、生駒山の山麓に住んでいる。市内の同胞集住地域にも、さほど遠くない。それなりに自然が残っているので気に入っている。近所に日本人の友達はいても、学校まで一緒に通うトンムがいない事が玉にきず…

〈取材ノート〉同胞に力与える青商会

ある取材で同胞社会の未来について激論する場面に出くわした。「学校も同胞社会も大きい所だけが残る」という意見に反発する同胞青年たちの姿があった。 「1世はゼロからすべてを作った。われわれはゼロではない。…

〈続・おぎオンマの子育て日記 11〉いじめ

5年生から中1まで、女子の中で1人を無視するいじめが、繰り返された。私も5年生と中1で、半月ずつ、誰も口をきいてくれない日々を経験した。

〈続・おぎオンマの子育て日記 10〉仲間たち

サンホがサッカー部の主将になった。

〈くらしの周辺〉予測できない死の悲惨さ/許勇虎

6年前の4月25日、105人もの犠牲者を出したJR宝塚線脱線事故が起きた。新聞やテレビでは事故を扱った報道が何度も繰り返されている。実はこの列車、私が毎日通勤で利用していた列車だった。前夜からの高熱(…

〈くらしの周辺〉また、救援隊として/許勇虎

「こんな日がまた来るとは。来てほしくなかった」。悪路の東北自動車道、宮城、福島のハッキョに向かうトラックの中で何度も思った。阪神淡路大震災の時、私は22歳で朝大生だった。未曾有の大震災で苦しむ同胞たち…