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〈FOCUS!〉「切実さの差」

開かれた坑口前で黙々と撮影する人がいた。82年前の長生炭鉱水没事故で父を亡くした常西勝彦さんだ。その隣には息子の朝彦さんが寄り添う。事故当時、植民地支配下という構造的抑圧状況に置かれた朝鮮人の遺族たち…

〈FOCUS!〉どんな時も声を上げ続けよう

「『101・人』関東大震災から101年―人災の記憶を未来に伝える―」展(8月27日~9月1日、千葉)は作品を通して、来場者たちと共に関東大震災時の朝鮮人虐殺を考えようと企画された。展示のみならず、実行…

〈FOCUS!〉デモの効果

日本政府に過去清算を求める朝・日大学生と市民たちが新宿を練り歩いた8月末。道行く雑踏の中で観光客たちはスマホを片手にデモを眺めていた。沿道からの心無い声もあったが徒労感に苛まれなくていい。デモは、覆い…

〈FOCUS!〉無償の愛

兵庫県の伊丹、川西地域の同胞サッカー愛好家により開催された第27回「伊丹〈高麗杯〉サッカーフェスティバル」(6月23日)の試合後、伊丹初級で行われた焼肉交流の場で、尼崎・伊丹サッカー部の財政を支援する…

〈FOCUS!〉チマ・チョゴリをまとって

東京中高管弦楽団チャリティー公演「響」(8月21日、東京)の舞台上に、チマ・チョゴリをまとった民族管弦楽部の女子生徒たちの姿があった。

〈FOCUS!〉言葉は心の表れ

今夏、朝鮮語教育の取材のために通った西東京第2初中。19回目となる同校の作文コンクールが体系化される過程を聞くのは新鮮で、発見の連続だった。

〈FOCUS!〉道しるべへの感謝

7月7日、岡山初中チャリティー芸術公演「舞LOVEウリ学校チャリティー芸術公演『キルチャビ』4」が開催された。同校で書芸講師を務めて14年目となる韓静資さん(77)が公演のためにしたためた作品「キルチ…

〈FOCUS!〉縄のない縄跳び

児童たちが縄跳びのジェスチャーを全力ですると、そこに縄があるように見えた。第13回ヘバラギ学園で行われた特別授業での一幕。講師を務めた朝鮮大学校・文学歴史学部の金正浩教授は「縄」を「目標」に置き換え、…

〈FOCUS!〉期待の眼差し

朝鮮大学校・文学歴史学部と学部同窓会の交流行事が6月22日に行われた。学部の前身である文学部と歴史地理学の卒業生らも参加した行事の最後に、みなで輪になって「文学歴史学部の歌」を合唱した。そのなかには、…

〈FOCUS!〉「特等席」で

6月11日の神奈川公演を皮切りにスタートした金剛山歌劇団の24年度ツアー。 初演の日、満席の場内にあっけにとられている筆者に、作業用の予備席があるからと副団長が席に案内してくれた。秒単位で切り替わる華…

〈FOCUS!〉笑顔で発表

セッピョル学園(14~16日、茨城初中高)で初めて出会い、みんなの前で息の合った歌を発表した初級部1年生の2人。笑顔で向き合いながら放った言葉は「僕たちは国語の授業が大好きです」。さっそく友だちとの共…

〈FOCUS!〉保護者たちの笑み

2日、西東京第1初中の運動会が行われた。混雑緩和のために設けられた撮影スペースで同胞たちは、カメラを構えて子どもたちを追っていた。各地のオモニ、アボジを取材しながら、差別がはびこる社会でウリハッキョに…

〈FOCUS!〉朝鮮文化で一色に

5月23日に行われた朝大オープンキャンパス2024には、各地から約400人の朝高生が参加した。夕方の「青春夜会」で参加者たちは七輪を囲んで焼肉を頬張り、風物遊びサークル「セマチ」は

〈FOCUS!〉色褪せた写真

昨年始まった在日朝鮮人1世へのインタビュー連載「記憶を歩く」。この間、取材した方々の中には既に亡くなられた方もおり、「歴史」として表面化されない声を記録する大切さをひしひしと感じている。

〈FOCUS!〉グイっと一杯

〈FOCUS!〉ツノが生えたソンセンニム

〈FOCUS!〉唯一無二の卒業公演

3月10日、朝鮮大学校第66回卒業式が同校講堂で行われた。卒業公演では、家族や恩師が見守る中、卒業生たちが歌や舞踊を堂々と披露した。

〈FOCUS!〉誇らしい「軍団」

10日の朝鮮大学校卒業式後、学内で円陣を組み合唱する、一際大きな「軍団」。昨年、関東大学リーグ・東京神奈川1部で、9年ぶり3度目の優勝を果たした同大サッカー部の部員たちだ。朝大で比較的人数の多い学部に…

〈FOCUS!〉小さな贈り物

6人制混合バレー世界大会の試合前には、世界各国の選手たちがプレゼント交換を行っていた。鄭燦吉監督によると通常は菓子交換だというが、同胞選抜チームは「在日朝鮮人の存在をアピールするため」、自前のユニホー…

〈FOCUS!〉闘いと歌

6日の「朝鮮学校に補助金復活を求める一万人署名もう一歩!2.6緊急集会」第二部では、在日朝鮮人アーティストの李政美さんや、朴保さんがステージに立った。「闘いのそばにはいつも歌がある」という会場アナウン…