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2年間の成果を目撃

「もっと小さい頃から、ウリハッキョに通ってみたかった。そしたら、同胞社会の温かい生活や活動にもっと関われたかも」 9日の朝鮮大学校卒業式で卒業生への取材時、2年前の4月に編入生として朝大に入学した金広…

国境越えた闘いの記憶

先日、本紙に掲載された黒人運動家の寄稿で、朝鮮と米国黒人解放運動の間に築かれた連帯について触れられた。双方が発行した新聞などに目を通すと、当時の闘士たちのリアルな息遣いが感じられる。

「ウリハッキョ」

近年、金剛山歌劇団のツアー公演では、民族教育や「ウリハッキョ」をテーマにした曲が度々うたわれてきた。1月30日、47年ぶりに開催された沖縄公演も例外ではなく、当日のステージでは歌謡曲「ウリハッキョ、ウ…

空港の熱気

年始に平壌で行われた迎春公演(ソルマジ公演)に参加するために朝鮮を訪問した在日朝鮮学生少年芸術団が日本に戻り約1カ月が経った。大勢の同胞たちで溢れかえった空港の熱気は忘れられない。 1月11日夜、羽田…

教員たちの姿

各地の朝鮮初中高級学校の教員や関係者689人が参加した2024年度朝鮮学校教員たちの教育研究集会(1月18、19日、東京中高)は、新任の教員からベテランの教員まで参加者誰にとっても学びの多い2日間だっ…

一世同胞に教わる

一世同胞たちの高齢化が進む中、かれかのじょらの人生を辿る形で、先代の記憶や営みを文字に起こし、後世へ語り継ぐことを目的とした連載「記憶を歩く」が始まり約1年半が経過した。これまで本紙の記者は、10人の…

正月の朝

正月の弛んだ朝。布団にくるまりながら、アラーム音を鳴らさないスマホをそっと手に取る。ぼやける視界の中、指はプログラムされたように朝鮮新報のHPへと動かされる。すると、未だ半開きの目に飛び込んできたのは…

ベガルタの太陽

記録、記憶に残るプレーヤー・元ベガルタ仙台の梁勇基さんの引退試合(14日)は、かれが仙台に愛される所以を感じることのできたものだった。 スタジアム正面には梁さんの写真とともに「RYANG YONGI …

シリア情勢悪化の根源

4カ月前に訪問したシリアで予期せぬ事態が発生した。当時、国を率いていたアサド政権が崩壊したのだ。遠い国の出来事と思うかもしれないが、反帝自主を掲げるシリアと朝鮮はとても近い関係性にあり、首脳間の祝電交…

朝大生から感じた祖国

朝鮮大学校卒業学年の学生たちが8月から11月にかけて3陣に分かれて祖国を訪問した。第2陣で訪問した文学歴史学部、外国語学部、理工学部の3人の学生たちに取材で聞いた話は、とても新鮮だった。 訪問初日から…

分会に求めるもの

「20代で結婚し、1世のオルシンたちから呼びかけれて素直に聞いちゃった」。 「総聯分会代表者大会2024」に参加していた李由順さん(64、女性同盟北海道・札幌支部平岡分会分会長)は、分会との出会いを聞…

取り越し苦労か

東京第2初級で2日に開催されたオリニフェスタ2024には、地域に住む学齢前の同胞幼児とその家族らが参加した。 毎年開催される同校のオリニフェスタは、学校関係者や各同胞団体が一丸となって準備する。当日は…

念願の北海道開催

日朝教育シンポジウムが3日、北海道初中高で行われた。北海道初中高での開催はコロナ禍により、一度中止せざるを得なかった。その経緯を経て「念願の開催」となったが、それ以上の思い入れもあった。

“愛校に卒業はない”

来年学校創立65周年を迎える群馬初中で、より多くの支持、協力を得ることを目的に10月5日、日本の市民らを対象に対外公開授業を開催した。 来校者たちが授業参観する中、緊張した面持ちで授業を受ける児童・生…

思い思いの感謝

各地同胞社会で行われる行事や活動を取材するとき、そのテーマ、内容に違いはあれ、必ずと言っていいほど現場の同胞たちが口にする言葉がある。それは

追いつき追い越せ

ここ数カ月間、朝鮮がスポーツの国際大会で目覚ましい活躍を見せている。少数精鋭で臨んだパリ五輪では銀2、銅4を獲得し、アジアテコンドー選手権は国別順位で断トツの1位。サッカーU20女子W杯で頂点に立ち、…

寒さ忘れる連帯のアツさ

北海道における青年たちの朝・日友好運動を取材するため釧路で行われた第54回北海道青年学生平和友好祭典(9月21、22日)に参加した。 「反帝連帯・平和・友情」をスローガンに掲げた同祭典で、日本の青年た…

戦時戦後の共通姿勢

新潟・佐渡鉱山での強制労働、山口・長生炭鉱での水没事故、そして京都・舞鶴での浮島丸爆沈―。日本が朝鮮を植民地支配した当時の問題が、相次いで動きをみせている。国や行政が、反省や謝罪の意を表したのではなく…

朝青活動の可能性

7月初旬、朝青の愛国的大衆運動「1(ハナ)」(2023年10月1日~24年5月28日)の運動期間に、朝青岡山支部・大元中央班、倉敷支部・緑町中央班、水島玉島班の3つの班を再建した朝青岡山の経験を取材し…

自らを知り、未来を見据える

過去を知ることは今を知ること。取材地に赴く前も、過去の記事や資料を読み通すのが常だ。ホン・ヨンウ回顧展の前には故・洪永佑さんが本紙に寄せた連載「朝鮮の風物・その原風景」を興味深く読んだ。そうして訪れた…