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〈それぞれの四季〉お弁当作り5年/姜美蘭

2017年02月07日 14:12 コラム

26歳で結婚するまで、ほとんど料理をしなかった。そんな私がわが子のお弁当を作りを始めて5年。オモニたちにとっては、ウリハッキョ=お弁当作りではないだろうか。

私のオモニも兄妹4人分毎日持たせてくれた。当時は今と違ってキャラ弁作りの道具なんてなかっただろうに、ハサミでのりを髪や目の形に切って、女の子の顔を作ってくれたりしていた。

学生時代、友だちと机をくっつけてお喋りしながらお弁当を食べる時間が本当に楽しかった。以前見たテレビで見た幼稚園の先生へのアンケートでは「子どものお弁当に入れてほしくないもの」の1位が「嫌いな食べ物」だった。理由は「食べさせるのに苦労するから」。それでも親としては、克服してほしいという思いで嫌いな食べ物も入れたいものだ。

私もたまに子どもの嫌いな食べ物を入れたりするが、空っぽで返ってきたお弁当を見て「ほうれん草食べれたの? すごいじゃん」って言うと、「オンマがいないと食べられる〜」って言う次男。

小学校2年の長男の連絡帳を見ると「嫌いなおかずに苦戦している姿を見ていた友だちが食べてあげると言っていて、がんばったから今日だけ特別ねと食べてもらいました」とあり、自閉症の長男なので、仲間とのそんなやり取りにほっこりしたり。

三男も4月からお弁当。10年以上続くが、楽しみたいと思っている。(子育てサークル・プチエンジェル責任者)

 

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