留学同学生が無償化問題で報告/国連・人権勧告の実現を! 12.10集会
2016年12月14日 11:00 主要ニュース「国連・人権勧告の実現を! 12.10集会」(主催=同実行委)が10日、東京都渋谷区にある青山学院大学青山キャンパスで行われ、留学同の学生が基調講演に続いて行われた報告(全8つ)のうちの一つ「朝鮮学校無償化問題」で約5分間アピールした。
約170人が参加した集会で留学同東京の宋和淑さん(上智大学4年生)は、無償化制度実施から6年の歳月が経ち、今なお朝鮮高校が無償化対象から除外され続けていると指摘。日本が人権勧告を無視し続け、在日朝鮮人に対する差別が行われ、日本政府の差別的行為は日本社会の中で人種差別を助長する行為だと述べた。そして「国家という地位は不当な権力行使を行うのではなく、社会的責任を果たすことだと思う。無償化問題解決は日本社会の構造的な差別を撤廃し真の共生社会を作りうる第1歩だと思う」と強調した。