2012/01/10
2012年01月10日 17:07 春・夏・秋・冬金正日総書記の突然の逝去に世界が衝撃を受けた。朝鮮中央テレビは、万寿台の丘や総書記の史跡碑の前で泣き崩れる人民の姿を報じた。地面を叩き慟哭する少年。大粒の涙が石畳を濡らし、その面積がどんどん広がった。朝鮮全土が涙に沈んだ。
▼千里馬製鋼連合企業所の溶解工、平壌第1百貨店の支配人、国立演劇団の俳優など、取材したことのある人々が嗚咽する姿が映し出されるたびに胸が苦しくなった。「私たちが作ったコンピューターを見ずになぜ逝ってしまわれるのか。約束したのになぜこんなに早く…」。悲痛な叫びがこだました
▼成果を挙げて「総書記に喜びの報告を上げよう」と一途に励んできた人たちだけに、共に強盛国家を迎えられない悔しさは底知れない。総聯の活動家や同胞もしかり、あまりに早すぎる逝去を惜しんだ。朝鮮会館を弔問した日本人士や各国大使らも、祖国統一や日朝国交正常化の途上で倒れたことに胸を痛めていた。10数日の哀悼期間、朝鮮には120数カ国から3千件以上の弔電が寄せられた
▼金日成主席が逝去した1994年、国内外の情勢は厳しく、国の将来は暗闇に包まれていた。だが今は違う。歴史的な2012年を迎え、惜別の思いは新たな決意に変わった。社会主義強盛国家建設に向けた精神的、物質的土台はすでに築かれた。これこそまさに、総書記の偉大な業績であり未来への遺産だ。(天)