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統一の同伴者

2016年05月18日 09:53 春・夏・秋・冬

第7回党大会は、統一問題に関する新たな路線と方針を明示し、北南関係改善の出路を軍事会談の開催に見出した

▼開城工業地区の閉鎖によってすべての連絡チャンネルが断絶し、米国との合同軍事演習が強行されたことで最悪の敵対状態に陥っている状況の中で、軍事会談の提案は、まずは軍事的緊張から除去し、対話と交流促進のために安全保障環境を整えようとする現実的なものだ春夏秋冬

▼しかし南当局は「進展した内容はない」「公式提案ではない」などとその意義を過小評価した。党大会で改めて示された自主、平和、団結、連邦制実現の原則と方途は、過去の北南合意の理念と実践に基づいたもので、これを否定することは過去の合意をも否定することだ

▼折しも党大会初日の6日、米国家情報長官が南を非公式訪問したことが明らかになった。国防部長官らに対し朝米間の平和協定締結交渉に関してどれだけ妥協できるか打診したと南メディアは伝えた。米紙も米国に対して朝鮮の平和協定締結提案を受けることを再三促している

▼16日、朝鮮政府、政党、団体共同声明は、統一問題に対する原則的立場を示した上で、「南当局が民族自主と大団結の立場に則って何らかの提案をするならば、虚心坦懐に議論できる」との度量を示した。南当局は、「統一の同伴者」(党大会報告)としての役割を果たさなければ、民族の運命を左右する重大な場面で蚊帳の外となるだろう。(覚)

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