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〈2016・風景に抗う 4〉徳島県教組在特会襲撃事件裁判 原告、全面勝訴

2016年04月26日 14:50 主要ニュース

司法が「人種差別」認める画期的判決/共生願う市民の「本気」

2010年、「在日特権を許さない市民の会」の会員らが、徳島県教職員組合が四国初中に送った150万円のカンパが「募金詐欺」と事実無根の言いがかりをつけ、同事務所を襲撃する事件が発生した。県教組と当時書記長だった女性が、在特会側を訴えた民事裁判の一審・徳島地裁判決では、在特会側に賠償金の支払いが命じられたが、原告側の主張する在特会の行動の「人種差別的意図」については、「攻撃の主な対象は県教組と書記長の女性。差別を直接、扇動・助長する内容まで伴うとは言い難い」と退けられた。その控訴審判決が25日、高松高裁で言い渡され、一審を上回る約436万円の賠償を命じた。

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