囲碁の神様

囲碁の神様と囲碁の神様が対局した。黒番が石を置いた瞬間、白番の神様が投了を告げた…。このような言い伝えがあるくらい、囲碁は先番に大きな利がある。勝負を公正にしようとコミ（ハンディ）が設けられ、日本では4目半、5目半を経て、2002年頃から現在の6目半と見直されてきた。中国では現在7目半。ルールも定まらないほど未知の世界なのだ

▼世界の囲碁界の注目の中で9〜15日、世界トップ棋士の一人である南朝鮮の李世ドル九段と、米グーグル傘下の英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能「アルファ碁」が対局した。結果は、大方の予想を覆し4勝1敗で「アルファ碁」の勝利。卓越した形勢判断と読みの力を見せつけ、コウという難解な争いにも見事対応してみせた。神がかりな打ち回しに囲碁界が驚愕した