〈取材ノート〉届かない声はない
2016年03月08日 11:16 コラム 民族教育差別是正を求める声は、誰かの耳に、胸に確実に届いている。2月19日のある出来事がそう確信させた。
文科省前での「金曜行動」が終わった後、ある日本学校の女子生徒が朝大生に話しかけていた。その朝大生によると、女子生徒は朝鮮学校の「高校無償化」制度適用を求める手紙をしたため、文部科学大臣へ渡そうとしていた。下校中に聞こえた「金曜行動」の抗議の声で「無償化」問題を知り、自分で色々調べたことが手紙のきっかけだという。日本の生徒たちも「無償化」問題を差別だと感じているのだ。