朝鮮が初の水爆実験/朝鮮政府が声明発表
2016年01月06日 13:38 主要ニュース 共和国朝鮮中央通信によると、朝鮮政府は6日に声明を発表し、同日午前10時、初の水素爆弾実験が成功裏に行われたと伝えた。
声明は、「われわれの技術、われわれの力に100%依拠した今回の実験を通じて、われわれは新たに開発した実験用水素爆弾の技術的諸元が正確であるということを完全に立証し、小型化された水素爆弾の威力を科学的に解明した」と指摘した。
声明は、水爆実験の成功によって、朝鮮は水爆まで保有した核保有国の前列に堂々と立つことになり、わが人民は最強の核抑止力を備えた尊厳高い民族の気概をとどろかすことになったと述べた。
また、今回の水素爆弾実験について、米国をはじめとする敵対勢力による核威嚇と恐喝から国の自主権と民族の生存権を守り、朝鮮半島の平和と地域の安定を担保するための自衛的措置であると指摘。米軍の原子力空母打撃集団と核戦略飛行隊を含むすべての核打撃手段が絶え間なく投入されている朝鮮半島とその周辺が、世界最大のホットスポット、核戦争の発火点になっていること、米国が敵対勢力を糾合して各種の対朝鮮経済制裁と謀略的な「人権」騒動に執着して朝鮮の強盛国家建設と人民生活の向上を阻み、「体制崩壊」を実現すべく狂奔していることに言及し、朝鮮の水爆保有は主権国家の合法的な自衛的権利であり、誰もけなすことのできない正々堂々たる措置であると強調した。
声明は、朝鮮は責任ある核保有国として、侵略的な敵対勢力が朝鮮の自主権を侵害しない限り、すでに明らかにしてきた通り、先に核兵器を使用せず、どのような場合にも関連手段と技術を移転することはないと述べた。