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万景台の新宮殿

2015年12月15日 09:22 春・夏・秋・冬

万景台学生少年宮殿がリニューアルされ、竣工式が行われた。テープカットの後、式に参加した数万人の小、中学生たちが建物内部を見学した。様々なジャンルの教室、体育館、大型プール…最新設備を利用できる喜びが歓声となって響いた春夏秋冬

▼「少年宮殿」は学生のための総合的な課外教育の拠点で、朝鮮各地で運営されている。70~80年代、来日公演を行った「ピョンコマ」は、万寿台の丘の近くにある平壌学生少年宮殿で学んだ。万景台の宮殿は1989年に建てられた。今回は26年ぶりの改装、改築となる

▼万景台宮殿の入口正面の壁には金日成主席の揮毫が掲げられている。「子どもたちは我が国の宝です。未来の朝鮮は子どもたちのものです」— その崇高な想いは主席から金正日総書記に、そして「21世紀にふさわしい宮殿」の建設を陣頭指揮した金正恩第1書記に受け継がれた

▼26年の間には、祖国が大きな試練に見舞われた時期もあった。一心団結の力で困難を乗り越え、祖国の誇りを守り抜いた人々の次の世代が学ぶ宮殿は、朝鮮の国力を示威する建造物となっている。中央ホールには、人工衛星を乗せた宇宙ロケット「銀河-3」の巨大な模型が置かれている。祖国がさらに飛躍するための土台はすでにある

▼「走っていこう、未来へ」—新宮殿の屋上に掲げられたスローガンだ。祖国愛を抱き、世界に羽ばたく人材に。子どもたちには大きな夢と志を持って思う存分学んでほしい。(永)

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