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外交的迷走の原因

2015年11月09日 15:16 春・夏・秋・冬

ソウルで行われた朴槿惠・安倍会談で「慰安婦」問題が議論されたというが、実質的な内容はなかった。会談後、「早期の妥結をめざして交渉を加速させていくことで一致した」と表明した日本の首相は、帰国後、「問題は解決済み」という従来の立場を示した春夏秋冬

▼予想通りの結果だ。南の対日外交には原則も戦略もなく、結果的に日本の軍国化と歴史修正主義を追認する状況を作り出している。米国に言われるままに対日関係改善を進める無節操ぶりは、「安倍外交」の傲慢さを助長させた。日本のマスコミも言いたい放題だ。「『慰安婦』問題で会談が実現しなければ、それでも構わないと日本が強気に出ると、韓国は譲歩した」。このような情報は、政府関係者がリークしている

▼日本の首相はソウルで中国の首相とも会談したが、中日首脳会談の「舞台裏」は、ほとんど表に出なかった。日本が中国と南をどう区別しているのかわかる。対北関係で米・日・南の三角同盟を強化したい米国は、朴・安倍会談の結果を「歓迎」したが、日本には南を自国と同列視するつもりはまるでない

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