〈朝鮮新報創刊70年・記者が語る歴史の現場 3〉帰国事業/韓桂玉
2015年09月30日 10:54 主要ニュース「マンセー(万歳)!」「マンセー!」…1959年12月12日午前9時20分、祖国ー朝鮮民主主義人民共和国からやってきた帰国第1船を迎えた新潟埠頭は、歓喜と感動のるつぼと化した。
「私たちには祖国があった。祖国が私たちを迎えに来てくれた!」帰国する高齢者が帰国船をなでながら、涙していた情景を昨日のことのように鮮明に思い出す。在日朝鮮人が東海を越えて社会主義祖国と一つに固く結ばれた太い絆を実感した歴史的な出来事であったと言えるだろう。