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金正恩第1書記が党中央軍事委非常拡大会議指導

2015年08月21日 11:07 主要ニュース 朝鮮半島

前線地帯に準戦時状態を宣布

20日夜、朝鮮労働党中央軍事委員会非常拡大会議が緊急に招集された。委員長である金正恩第1書記が会議を指導した。

会議には、朝鮮労働党中央軍事委員会委員たち、朝鮮人民軍総参謀部作戦指揮メンバーたち、朝鮮人民軍前線大連合部隊長たちと国家安全保衛、人民保安機関の責任幹部たち、党中央委員会の責任幹部たちと対外部門の幹部たちが参加した。

金正恩第1書記が党中央軍事委非常拡大会議を指導した(写真・労働新聞電子版)

金正恩第1書記が党中央軍事委非常拡大会議を指導した(写真・労働新聞電子版)

会議では、20日午後に前線中西部地域で発生した南朝鮮の軍事的挑発行為の経緯と真相、全般的敵情に対する朝鮮人民軍総参謀部偵察総局の報告に対する聴取が行われ、朝鮮人民軍前線大連合部隊の20日23時現在の作戦進入準備実態を点検し、敵の戦争挑発策動を鎮圧するための政治軍事的対応計画が討議された。また、不可避な状況に沿って全前線から一斉に反打撃、反攻撃へと移行するための朝鮮人民軍前線司令部攻撃作戦計画が検討、批准された。

さらに、朝鮮労働党中央軍事委員会は20日17時に南朝鮮国防部に48時間以内に対北心理戦放送を中止し、全ての心理戦手段を全面撤去しなければ強力な軍事的行動へと移行するという最後通牒を送った朝鮮人民軍総参謀部の決定を承認した。

会議で金正恩第1書記は、21日17時から朝鮮人民軍前線大連合部隊が不意に作戦に進入できる完全武装した戦時状態に移り、前線地帯に準戦時状態を宣布することに関する朝鮮人民軍最高司令官命令を下した。

金正恩第1書記が党中央軍事委非常拡大会議を指導した(写真・労働新聞電子版)

金正恩第1書記が党中央軍事委非常拡大会議を指導した(写真・労働新聞電子版)

敵が48時間以内に心理謀略放送を中止しない場合、心理戦手段を撃破射撃するための軍事的行動と、ありうる敵の反作用を鎮圧するための地域の軍事作戦を指揮する指揮官たちが任命され、当該前線へと急派された。

また、前線地帯に準戦時状態が宣布されたことに合わせて、当該地域内の党および政権機関、勤労団体、安全保衛、人民保安、司法検察機関、工場、企業所、協同農場をはじめとする全ての単位を準戦時体制へと転換するための対策が討議された。

さらに、敵の露骨で不意の侵略による現事態の真相を一つひとつ明らかにして暴露するための対外部門の幹部たちの任務と課題が提示された。

今月4日に前線西部の非武装地帯で発生した疑惑の「地雷爆発」事件を口実に、南朝鮮軍部は対北心理戦放送を全前線で再開した。

対北心理戦を露骨な侵略戦争行為であると見なした朝鮮人民軍総参謀部は20日、南朝鮮国防部に対し、48時間以内に対北心理戦放送を中止し全ての心理戦手段を全面的に撤去しなければ、即時強力な軍事的行動に移行するという最後通牒を送っていた。

(朝鮮新報)

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