〈渡来文化・その美と造形 43〉金石文(2):文祢麻呂の墓誌
2011年02月28日 00:00 文化・歴史この墓誌は1831(天保2)年9月、奈良県宇陀郡榛原町八滝の文祢麻呂の墓から発見された。
この時の記録によれば、「金銅製の骨蔵器の中にやはり金銅製の壷をおさめ、別にまた銅箱の中に銅製の墓誌をおさめ、それらを地下に安置した上で周りを炭で埋め、土で覆った」とある。
墓誌は縦26.2センチ、横4.3センチの短冊形薄銅板で、表面左右にそれぞれ17字を2行に分って次のように刻みこんでいる。
この墓誌は1831(天保2)年9月、奈良県宇陀郡榛原町八滝の文祢麻呂の墓から発見された。
この時の記録によれば、「金銅製の骨蔵器の中にやはり金銅製の壷をおさめ、別にまた銅箱の中に銅製の墓誌をおさめ、それらを地下に安置した上で周りを炭で埋め、土で覆った」とある。
墓誌は縦26.2センチ、横4.3センチの短冊形薄銅板で、表面左右にそれぞれ17字を2行に分って次のように刻みこんでいる。